2011年に着工された大規模なレ・アール再開発計画が5年の工期を経てついに完成。パリ中心の大型ショッピングセンター、フォーラム・デ・アールを覆うように、18000枚のガラスの「葉」で作られた大天井は「ラ・カノペ(木々の梢)」と命名されました。ここ数十年のパリ都市整備計画の中でも最大プロジェクトであるレ・アール改修工事を振り返ります。
建築家パトリック・ベルジェとジャック・アンジウッティの創造力を駆使した巨大な総ガラス張り屋根。その屋根の下のフォーラム・デ・アールの改修工事が全て終了すると、商業施設総面積は15000平米、店舗数が150店舗にまで増える予定。最終的にはラ・デファンス地区の巨大ショッピングモール「レ・キャトル・タン」に次ぐ、ヨーロッパ第2の商業施設を目指します。
今回のリノベーションでは新たに複数の入り口を設置、多様なアクセスを可能にし、更に高くなった天窓からの十分な採光、人々の交流などを大幅に改善しています。
新コンセプトの店舗が次々と
レ・アールのリニューアルによって、新コンセプトのブティックも続々誕生。新たなフォーラム・デ・アールには、ディズニーランド・パリ店に次いで都心2店目となるレゴ・ストアもオープン。285平米の店内にはカラフルなブロックが並び、定期的にレゴ大会やイベントが開催されます。
スポーツ・ブランドのニュー・バランスもフランス国内初となるブティックをオープン。ナイキ、セフォラの新店舗も見どころです。フランスのアパレルブランド「レクセプション」と「ル・セット・サンク」も旗艦店を出店。映画館UGCは8つのスクリーンを増設し、ヨーロッパ最大のシネコンとなります。
美食にも力を入れ、確かな品質の高級食材店「コース」、シェフ アラン・デュカスがプロデュースするブラッスリー「ル・シャンポー」、デザイナー フィリップ・スタルクが手掛けるアーバン・カフェ「ZA」もオープン。年末にはヒップ・ホップセンターや、国立音楽院、図書館も入った複合施設として完成を予定しています。
by France.fr編集部
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