パリでジャズを聴くなら

インスピレーション

パリ文化・遺産

© Summit Art Creations / Adobe Stock
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この記事は 0 分で読めます2017年6月26日に公開

パリはジャズが盛んな町であるのを証明するかのように、市内のあちらこちらにあるジャズクラブでは、夜が更けるまで様々な楽器の音色が聞こえています。隠れ家風の地下ジャズバー、伝説的なジャズクラブなど、パリを訪れたら是非行ってみたい名店10軒を紹介します。リズムに身を任せて上質な音色に浸りましょう。

デュック・デ・ロンバール Duc des Lombards

パリに来たら必ずや訪れたい老舗ジャズクラブです。最高峰のミュージシャンから才能溢れる若きミュージシャンまで、多彩なアーティストの生演奏を寛いだ雰囲気の中、間近で楽しむことができます。ジャズ通は、厳選されたプログラムと、夜通し維持される音響効果の素晴らしさを満喫できます。

ジャズ・クラブ・エトワール****Jazz Club Etoile

メリディアンホテルの中にあるジャズ・クラブ・エトワールは、過去にB.B.キングやキャブ・キャロウェイといった大物アーティストも演奏した伝説的なクラブです。ジャズに限らず、ソウル、ブルースなどジャンルを限定されないプログラムを提案しており、才能ある新たなアーティストの発見の場となっています。豊富な種類のカクテルや、80種類という驚く選択肢のウィスキーリストが皆様の夜をお供します。

カヴォー・ドゥ・ラ・ユシェット****Caveau de la Huchette

美しいヴォールト天井の地下セラー内に設けられたスウィングとジャズの殿堂カヴォー・ドゥ・ラ・ユシェット。ムード溢れるジャズバーは、数々の賞を受賞した米ミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」の撮影にも使われました。温かい雰囲気が演出され、名ミュージシャンが奏でるトランペットやピアノの生演奏に耳を傾けながらお酒を愉しむのにうってつけのジャズバーで、時を忘れた旅へ出ることができます。

ニュー・モーニング****New Morning

チェット・ベイカー、プリンス、マイク・スターン、チャーリー・ヘイデンといった国際ジャズ・シーンを代表する大物アーティストが演奏したことで知られる伝説のジャズクラブ「ニュー・モーニング」が入るのは、非常に活気あるパリ10区の旧印刷工場の中。忘れられない名演奏となること間違いなしの厳選されたプログラムを提案しています。

ル・ベゼー・サレ****Baiser Salé

型にはまらないこちらのジャズクラブでは、未公開や新人のアーティストを積極的に紹介しており、現代ジャズ・シーンにおける新たな才能の発掘の場となることを自負しています。今では有名になったリチャード・ボナ、タファ・シセ 、エティエンヌ・ムバペがデビューを飾ったのもここの舞台です。プログラムは、有名アーティストと新人アーティストの演目を交替で提案しています。バーでは定番のモヒート他、様々なフレーバーのラムを味わえます。

サンサイド・サンセット****Sunside / Sunset

ロンバール通りに初めて出店したジャズクラブで、ジャズ通のパリジャンや観光客に大人気の一店です。店の特徴は地下と地上に設けられた2つのクラブ。地下階のサンセットではエレクトリック系、地上階のサンサイドではアコースティック系の伝統的ジャズ、という趣の異なるライブを毎晩実施しています。自家製フルーツカクテル、パンチを友達同士で分け合いながら、音楽に酔いしれましょう。

ル・デュークス・バー****Le Duke's bar

マホガニーのテーブルと壁が美しい英国式バーで、ジャズの音色に耳を傾けながら、チーフバーテンダー ジェラルドが再現する狂乱の時代(1920年代)のカクテルをお愉しみ下さい。毎週木曜日と金曜日の夜にはアペリティフの時間にライブ演奏を堪能することができます。

オートゥール・ドゥ・ミディ・・エ・ミニュイ****Autour de midi... et minuit

モンマルトルの丘にある同名レストランの地下は、ヴォールト天井が美しいジャズバーとなっており、寛いだ和気藹々とした中で、木曜日から週末にかけてライブを行っています。こちらではオーソドックスなスウィングジャズの生演奏を中心に行っていますが、その他のジャンルの音楽も楽しむことができます。下町ならではの気取らない雰囲気とユーモアある客層、モンマルトルの雰囲気を愉しむのにぴったりのジャズクラブです。

ステュディオ・ドゥ・レルミタージュ****Studio de l'Ermitage

ジャズ、フォークソング、サンバのコンサート、キャバレー、演劇、映画。古い工場を改装した一風変わった店内は多目的に使えるイベントスペースとなっており、より広い客層、幅広い好みに対応できるプログラムが提案されています。週末にはブラジル人アーティストによる生演奏のリズムに乗って人々が踊り続ける熱い雰囲気を体験することができます。

38****リヴ 38Riv

リヴォリ通り38番地にある、ヴォールト天井の地下セラーを利用したジャズクラブでは、親密な雰囲気が演出された中、レベルの高い本物の演奏に触れることができます。ここは知る人ぞ知るマレ地区のとっておきのアドレスで、温かい雰囲気の中、夜更けまで客がジャズに聴き入っています。

パリでジャズを聴くなら - #1

by   France.fr編集部

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