ボルドー、世界遺産とワイン産地
パリから飛行機で1時間、TGVで3時間、ボルドーはフランス大西洋岸の中心的都市です。
ワインで栄えたボルドーは200年前から「プチ・パリ」と呼ばれるほど美しく、現代では「月の港 ボルドー」としてユネスコの世界遺産に登録されました。 近年の都市開発により町はより住みやすく、また観光客のために快適に整備されました。街のシンボルのトラムウェイもその一つ。エコロジーな移動手段として、ワイン同様、地元に愛されています。 そしてなんと言ってもボルドーの町のすぐ先に広がる、世界に名だたる極上ワインの産地。ワインをテーマにぶどう畑を巡る旅行や、最近完成のワインの総合文化施設「シテ・デュ・ヴァン」はワイン博物館として多くの観光客を惹きつけています。
隔年で6月最後の週末に行なわれるボルドーワイン祭りは、フランス最大のワインイベントとなっています。
見どころ
- ワインの総合文化施設「シテ・デュ・ヴァン」
- カンコンス広場:面積12万平方メートルを誇るヨーロッパ最大の広場。ボルドーの地に誕生し、フランス革命の際に重要な役割を果たしたジロンド党の記念碑がある。そのほかボルドー出身の哲学者モンテーニュやモンテスキューらの彫像も見ることができる。
- 大劇場、ロアン宮殿、ブルス宮殿:18世紀後半、建築家のヴィクトル・ルイが設計した大劇場。エントランスホールの大階段はパリのオペラ座のモデルともなった。音響効果 の高い劇場として知られ、じっくり音楽を鑑賞することができる。
- サン・タンドレ大聖堂:75メートルの尖塔がそびえるゴシック様式の教会で、ボルドーの守護神として知られる。世界遺産「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」にあたる。
- 「ボルドーの三角地帯」:豪華なホテル、オペラ座、高級ブランドが並ぶ アキテーヌ門からのびるサント・カトリーヌ通りと、そこに建ち並ぶ有名ブランドのショップやテラス付きのカフェ
- シャルトロン地区:ガロンヌ川に面した商業街。ワインの取引・販売や出荷をになうワイン商の邸宅や酒倉が立ち並んでいた。18世紀にはボルドーきっての高級住宅街となり、ノートルダム通 りやマルチニック大通りには当時の屋敷が残る。現在はアーティストが好む流行発信地。
- サン・ミッシェル地区の古道具屋、ノミの市
- 美術館:18世紀の建物を改装。ルーベンスやドラクロワ、マティスなどヨーロッパを代表する巨匠の名画がそろっている。古いものでは15世紀から最近の現代芸術にいたる絵画や彫刻を展示。住所 Jardin de la Mairie 20, cours d'Albret
- 現代美術館 シャルトロン地区にある19世紀の羊毛倉庫を改造した建物。通称「ラントルポ」の名で呼ばれる。1970年代の現代アートの展示が中心。住所 Entrepot 7, rue Ferrere
祭り&イベント
- 骨董見本市Salon des Antiquaires(1月):骨董品を集めたものとしては最大規模をもつ年次見本市
- 国際馬術選手権Coupe du Monde des Cavaliers(2月):障害飛越競技の国際大会
- ボルドーカーニバルCarnaval des deux rives(3月):フェリア(祭り)をテーマに開催
- 写真フェスティバルItinéraire des photographes voyageurs
- 本の見本市Escale du livre(4月)
- 建築ビエンナーレBiennale d’architecture(4月)
- 国際ボルドーオープンゴルフトーナメントOpen international de Golf de Bordeaux(5月):一流プレーヤーが参加
- ボルドー室内音楽フェスティバルLe Quatuor à Bordeaux(5月):欧州各地から演奏家が参加
- ボルドーワイン祭りBordeaux Fête le Vin(6月):隔年開催。ボルドーワイン愛好家が集う一大イベント
by France.fr編集部
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