クールシュヴァル1850(Courchevel 1850)は、ジャルダン・アルパンの高原でとりわけシックな界隈です。この有名スキーリゾートにあるのが、ヤエムグラの花がトレードマークのラポジェ・クールシュヴェル。2019年には、5つ星を超える最高峰のホテルに贈られる「パラス」を獲得したラポジェ・クールシュヴェルは、その称号にたがわぬ勢を尽くしたホテルです。
10時:一日の始まりはのんびりと
クールシュヴェル飛行場からものの数分の場所にあるラポジェ・クールシュヴェルは、ジャルダン・アルパンの中心に位置しています。ホテルの周囲を優しく抱くように粉雪を被ったモミの木の森が広がり、黄金色のシャレー(山小屋)が点在しています。
アルプスのエレガントな隠れ家、ラポジェ・クールシュヴェルのインテリアは、シルキーな毛皮遣いに柔らかなソファとプレード格子の絨毯というコンテンポラリーなしつらえです。スイートルームを含めて53あるホテルの部屋の一つにゆっくりと滞在されてはいかがでしょう。ご家族や友人同士などグループで泊まるのなら、ペントハウスを利用するのも、隣接するシャレーを2棟借りて静かでゆったりとした至福の時に浸るのもおすすめです。バルコニーから純白の雪景色を眺めながら、暖かな繭のような空間でのんびりと丸くなって過ごすのは心地よいものです。
12時:山の頂でランチタイム
大テーブルとソファ席があるバーは和気藹々とした空間。ランチタイムにバーに行ったら、広々としたテラス席に出ない手はありません。南に張り出したテラスの前には、真っ白な雪が積もったクールシュヴェルのスキー場の頂上が望めます。テラスで絶景に浸っていると、いつも新鮮な素材で作られる料理が盛られたお皿の上にも幸福があることを危うく忘れそうになるほどです。
14時:スキーをしに出かけましょう
ぐずぐずしてはいられません。出かけましょう!600kmを誇るトロワ・ヴァレ(Trois Vallées)は世界最大のスキー場。ラポジェ・クールシュヴェルからは、ホテル直結のプライヴェートルートで結ばれています。
ホテルのスキー・ルームにさっと立ち寄り、丁寧に手入れをされたスキー靴と板を借りたら、もう準備は万端です。1時間、2時間と、時を忘れて雪原に飛び出しましょう。お戻りの際には、スタッフがスキー靴を脱ぐのをお手伝いします。フリードリンクやフードをお楽しみください。
16時半:天にも昇る心地よさ
太陽まだ空の上、そして目の前にはじっと見つめていたくなるほど美しい山!ペントハウスのプライヴェートテラスで目を引くのは、適温になった「ホット・タブ(Hot Tub)」と呼ばれるジャグジーバス。これは今日一日のハイライトとなること請け合いです。満点の星空の下で、明朝は朝日を眺めつつ…どうぞ何度でもお楽しみください。代わりにホテルのスパでコスメティックブランドのラ・プレリー(La Prairie)のケアを体験するのもおすすめです。マッサージ、ジャグジー、ハマム、サウナ、塩洞窟スパ、そして洗練されたデザインのプール…。第七天国はすぐそこにあります。
20時:ディナーで美食の極みを体験
ゆったりとくつろいだムードの高級レストランコントワール・ドゥ・ラポジェ(Comptoir de L’Apogée)に派手な演出は必要ありません。というのも、出窓の向こうに広がる壮大な景色のパノラマ以外にその役を担うものはないのですから。ジャン=リュック・ルフランソワ(Jean-Luc Lefrançois)と仲間たちが、土地の素材を活かした料理やサヴォワ地方の料理を振る舞います。
異国情緒に浸って、ずらりと並んだ新鮮なお寿司を楽しみたい?それならすぐ隣の大理石のカウンター、和食レストランの「Koori」へどうぞ。
9時:頂上で朝食を
山のホテル、ラポジェ・クールシュヴェルに泊まったからには、ぜひ味わって欲しいのが朝食です。プライヴェートなダイニングルームで親しい人たちとテーブルを囲むこともコントワール・アポジェでわいわいと食事をすることもでき、豊富なメニューをすべて楽しみたくなることでしょう。こんがりと焼きあがったデニッシュや熱々で外はカリカリのプチパンが朝から気分を高揚させてくれます。
10時:大人も子どもも楽しめる純白の楽園
ご家族で滞在ですか? それなら大人も子どもも歓迎してくれる、キッド・クラブ(Kid Club)とエスパス・フリースタイル1850(Espace Freestyle 1850)をご利用ください。
楽しい時間をみんなで一緒に過ごしたいのなら、ラポジェ・クールシュヴェルのコンシエルジュニお声がけください。犬ぞりで雪の中を散歩したり、グループで乗れるリュージュで2キロのコースを滑走したり、スノーシューズを履いて散策を楽しみながら山の動物や植物を観察したり…。やりたいことを実現するお手伝いをします。ご要望を詳しくお聞かせください。
さらに詳しく ・ラポジェ・クールシュヴェル公式サイト(フランス語)
by パスカル・フィリアトル
旅行ジャーナリスト。未知なるフランスをご紹介します。 filliatre.pascale@orange.fr