プロヴァンスを代表する町
エクス・アン・プロヴァンスの明るい空、黄金色の石、華麗なファサード、透き通った緑色の噴水、プラタナスの木陰、穏やか暮らしは、あなたに、日常を忘れさせるプロヴァンスの休日をお約束します。エクス・アン・プロヴァンスは、町そのものが歴史の本のよう。街中を歩いて回るだけで、その優れた歴史や文化遺産を見ることができます。旧市街、ミラボー大通り、マザラン地区には、宝物のような噴水や、個人邸宅、庭、美術館などが隠されています。カフェやレストランのテラス、色とりどりの市場で、プロヴァンスならではの生活の楽しみを味わいましょう。ゆったり散策しながらウィンドー・ショッピングを楽しむこともできます。町から一歩外に出れば、イトスギやブドウ畑、オリーブ畑が点在するペイ・デックスの典型的なプロヴァンスの風景が広がります。まるでセザンヌの絵の中を旅するかのように、急斜面にたつ村々や史跡を見て回ることができるのです。様々な観光コースや郷土の味を発見するグルメの旅コースをご用意しています。
セザンヌゆかりの3つの見どころ
- セザンヌのアトリエ セザンヌをもっとも身近に感じられる場所です。彼の絵の道具や、晩年の静物画の中で描かれたお気に入りの品々を見ることができます。
- ジャス・ド・ブファンの家族の別荘 セザンヌの家族が40年間所有していたジャス・ド・ブファンの別荘をモチーフに、セザンヌは数多くの絵を制作しています。1階の大広間には、壁に直接描かれた彼の青春時代の傑作がありますし、公園や別荘や農家や池やマロニエの並木の前にイーゼルを置いて描いた作品は、油絵36点、水彩画17点を数え、家族との暮らしの雰囲気がよく表れています。
- ビベミュスの石切り場 セザンヌが石切り場の中にイーゼルを置いたとき、ここではもう何十年も前から切り出し作業を行われていませんでした。人間に見捨てられ廃墟と化した風景の中で、セザンヌは、1895年から1904年の間に、11点の油絵と16点の水彩画を描きました。その中でも有名な作品が「赤い岩」で、パリのオランジュリー美術館が所蔵しています。
グラネ美術館 グラネ美術館は、1676年に建てられたマルタ騎士団の修道院を改装して作られました。フランスの地方美術館としては屈指のコレクションを誇ります。常設展は、フランス、フランドル、オランダ、イタリアの14世紀から20世紀までの絵画を網羅し、レンブラントやルーベンス、アングル、ダヴィッド、グラネ、セザンヌ派の作品が見られるほか、セザンヌの展示室もあります。 特にお勧めの2つの特別展は、≪セザンヌからジャコメッティまで≫と≪ジャン・プランク展≫です。≪セザンヌからジャコメッティ―まで≫では、ジャコメッティ―の19点の作品をはじめ、レジェやモンドリアン、クレー、ド・スタール、ピカソ、タル・コートなど20世紀絵画のパノラマを紹介します。
ミラボー大通りとカフェのテラス 1650年に作られた四輪馬車用の道は、今も市内の目抜き通りです。あちらこちらに噴水があり、17世紀から18世紀の荘厳なファサードを持つ邸宅が立ち並ぶ、文字通り緑のトンネルです。由緒ある家柄の貴族たちは、こぞってこの場所に、あからさまに彼らの栄華を示す優雅な邸宅を建てました。市内でもっとも有名なブラッスリやカフェのテラスが軒を並べ、市民や観光客の憩いの場となっています。
噴水 市内の各所に見事な噴水があります。古代から水を引いて市民に配給していたエクス・アン・プロヴァンスでは、生命の源である水は、町の歴史と市民生活の中心です。水が貴重な地方の中にあって、エクス・アン・プロヴァンスは数多くの水源をもっていました。しかし、水が噴水としてふんだんに使われるようになったのは、19世紀後半になってからのことで、ヴェルドン運河とゾラ・ダムが建設されたおかげです。 噴水で一休みしたら、テルム・セクスティウスでリフレッシュしましょう。素晴らしい効能のある温泉が、あなたを癒し、環境とより良く調和して生きる手助けをしてくれます。
サン・ソーヴール大聖堂 5世紀から18世紀にかけて徐々に建設された大聖堂です。そのファサードには、様々な時代の建築様式が読み取れます。ロマネスク様式の扉とローマ時代の壁が隣あわせとなり、豊かに彫刻を施したゴシック様式の扉の上には、1323年から1425年にかけて建てられた鐘楼がそびえます。内部の洗礼室は、5世紀の建物部分の上に作られています。中庭を囲む12世紀の列柱回廊は、静けさと優雅さに満ちています。
プロヴァンス並木道 2007年にオープンした新しいエリアで、ショッピングやテラスでの一休み、文化活動など様々な楽しみ方できる場所です。昼にはお洒落なブティックやカフェが、夜にはプロヴァンス大劇場での催しやフランス国立振り付けセンターのパヴィヨン・ノワールでのバレエ・プレルジョカージュの公演が、大勢の観光客を惹きつけています。国立振り付けセンターの隣には、新しい芸術学校が間もなくオープンする予定です。 観光局の新しいオフィスは、まさにこのプロヴァンス並木道の旧オフィスの正面にあります。
特産品 カリソン、サントン人形、コトー・デクス・アン・プロヴァンスやコート・ド・プロヴァンス、サント・ヴィクトワールなどのAOCワインや、ヴァン・ド・パレットや地酒など。
まずは砕いたアーモンドを原料とするエックス銘菓のカリソンを味わってください。多くのメーカーが工場見学と試食を行っています。サントン人形の工房や、ブドウ畑やオリーブ畑や羊のチーズ農家の見学ももちろんお勧めです。 ワインやオリーブやタプナードは、市場で買うことができます。リシェルム広場では、年間を通じて毎朝、地元の生産者による市場が開かれています。
温泉スパ テルム・セクスティウス、温泉スパとタラソテラピー かつてアクアエ・セクティアエと呼ばれていたエクス・アン・プロヴァンスの歴史は、1万年も前からサント・ヴィクトワール山奥深くから流れ出る水源の歴史です。ミネラル分いっぱいの貴重な温泉水が、あなたに心の平安と活力と幸福感を与えてくれます。
カジノ パルトウーシュ・グループが所有するエクス・アン・プロヴァンスのカジノは、パジノという名前です。ルーレットやブラック・ジャック、30/40、スロット・マシーンなどを楽しむには理想的な場所です。その上、3つのレストランがあり、スペクタクルやコンサートを楽しむこともできます。
フェスティバル/イベント
■短編映画祭:12月第1週 国際的な短編映画祭。
■エクス・アン・プロヴァンスとペイ・デックスでクリスマス プロヴァンスには、独特のクリスマスの伝統と料理がたくさんあります。11月末から始まるクリスマス・シーズンにエクス・アン・プロヴァンスでユニークな体験を。
■第9の芸術との出会い 3月から4月にかけて、漫画の世界に浸りましょう。特定の作家の特集や展覧会や、座談会、その他思いがけない多彩な催しが開かれます。
■芸術散歩 6月の週末、お好みの順番で、散策コースを歩くことで、新しいアーチストと出会ったり、普段はあまり一般に公開されない市内の庭やアトリエを見学できます。
■オペラ・フェスティバル 60年前から多くの愛好家に親しまれているフェスティバルで、毎年7月に、新たに5つの新作が上演されます。
■カリソンの祝福祭、9月の第1日曜日 プロヴァンスのもっとも甘い伝統、それはカリソン。祖先の伝統とともに、このアーモンドでできたお菓子をいっぱい召し上がれ。プロヴァンス語でのミサや仮装行列、フルートやタンバリンの音に合わせてのダンスなどが行われます。
市内見学
毎週水曜日と土曜日の午前10時からの行われるガイド・ツアーに参加すれば、優雅な邸宅や美しい建築、町の過去を物語る記念建造物などエクス・アン・プロヴァンスの町の魅力を発見できます。 4月初旬から10月末までの期間は、日曜日を除く毎日午前10時から、様々なテーマでのガイド・ツアーが開催されています。
アクセス
■フランス国鉄:中央駅かエクス・アン・プロヴァンTGV駅。TGVでパリから3時間 ■国際空港:マルセイユ・プロヴァンス空港 マルセイユ・プロヴァンス空港と中央駅/エクス・アン・プロヴァンス駅を結ぶシャトル・サービスがあります。 ■高速道路:A7号線、A8号線、A51号線、A56号線 (パリから800㎞)
詳細・お問い合わせ
エクス・アン・プロヴァンス観光局 300 avenue Giuseppe Verdi BP 160 13605 Aix-en-Provence Cedex 1 Tel : +33 (0)4 42 16 11 61 Fax : +33 (0)4 42 16 11 62
予約・問い合わせセンター -オンライン予約ができます。 -あるいは各国語で対応できるスタッフがおりますので、電話かメールでお問い合わせください。Tel :33 4 42 16 11 84/85
by France.fr編集部
あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。