太陽があり、海があるマルセイユ。でも、それだけではありません!今後は、マルセイユはトレンドの先端を行くモードの街として話題となるでしょう。マルセイユでのショッピングが成功するよう、必ず寄りたいクリエイターたちのブティックをご紹介しましょう。
100%ローカル
マルセイユでもっとも歴史ある地区__に向かいましょう。パニエ地区(le Panier)では旧施療院であるヴィエイユ・シャリテ(Vieille Charité)近くで__100パーセントローカルなショッピングを楽しむことができます。ル・パニエ・デ・クレアトゥール(Le Panier des Créateurs)は、マルセイユ出身の服飾デザイナーのエリザ・ファルバラ(Elisa Falbala)による商品セレクトがセールスポイント。ウエアーに帽子、ジュエリー、革製品、陶器や雑貨などを扱っていますが、共通項はすべてマルセイユで創られたものであり、大量生産品ではないこと。職人技が感じられるマルセイユ産の一点モノをお探しの方にはぴったりな場所です。
100% メイド・イン・フランス
アンティークショップ街にあるのがコンセプト・ストアーのシェ・ローレット(Chez Laurette)。この店の黄金の掟は、メイド・イン・フランス。クリエイターのロール・トラヴェルソ(Laure Traverso)が責任を持ってセレクトするのは、トラヴェルソさんが要求するハイレベルなクオリティーに応えることのできるフランス人の職人やクリエイターによる製品です。店内には選び抜かれた美しい陶磁器やウエアー、アクセサリーのほか、美味しい食料品なども並びます。工房コーナーでは定期的に職人による実演も行われ、その類い稀な技術に触れることができます。 ⇒シェ・ローレット公式サイト(フランス語)
ラグジュアリーなセレクション
写真家のオリヴィエ・アムセレム(Olivier Amsellem)とシャルロット・ブリュネ(Charlotte Brunet)がブティック、「ジョギング(Jogging)」のオープンにあたり選んだのは、パラディ通り(rue Paradis)に面した元精肉店。モードとラグジュアリーデザインに特化した店です。オープン後数年で、ジョギングはパリで言えばコレット(Colette)に並び称される話題の店となりました。ジャックムス(Jacquemus)やラフ・シモンズ(Raf Simons)、あるいはパコラバンヌ(Paco Rabane)といったクリエイターによるレディースウエアーやメンズウエアーに加えて前途有望な若いデザイナーたちの作品も目立ちます。アムセレムとブリュネの二人は、ファッション界の若い才能を紹介する特別展を定期的に開催し、マルセイユ出身者にこだわらずモードの先端を行く若者たちに機会を与えているのです。毎年夏には、木陰のある庭に期間限定のレストランがオープン。毎年違うシェフが腕を振るいます。まさに人生の楽しさが詰まった場所です! ⇒ジョギング公式サイト(フランス語)
期間限定ショップ
マルセイユではファッションのポップアップストアーが無数にあります。1年を通じて常にどこかしらかでポップアップストアーがオープンし、クリエイターマーケットが将来ある若い才能を伸ばします。このような機会はぜひ逃さないでいただきたいものですが、そのためにはぜひジョリエット地区__(Joliette)にある__ドック・マルセイユ(Docks Marseille)などで最新情報をフォローするのがおすすめです。ドック・マルセイユは20世紀には紙や麦の貯蔵庫として使われていた威風堂々とした建物で、現在は継続的にブティックがいくつも入るショッピングセンターとして使われています。クリエイションをテーマにした規模の大きいイベントも随時開催されています。 ⇒ドック・マルセイユ公式サイト(フランス語)
エネルギーを触発する場所としては、ビストロノミーのレストラン(カジュアルな高級フレンチ)、ワインセラー、そして展示スペースを兼ね備えたメゾン・ビュオン(Maison Buon)もおすすめです。より少人数向けで、よりグローバル。招聘するクリエイターによって毎月雰囲気が変わるのも楽しいでしょう。
by Sfadj Clara