ブザンソン

インスピレーション

ジュラ山脈

ATOUT FRANCE/CRT Franche-Comté/Citadelle AMB
© ATOUT FRANCE/CRT Franche-Comté/Citadelle AMB

この記事は 0 分で読めます2013年5月20日に公開

丘陵と川に囲まれた自然の要塞に守られるようにして築かれた城塞都市。街の南東の高台に位置し、城塞(シタデル)には現在動物園などがあり、また整然とした街並みを一望することができる。

ブザンソンは『レ・ミゼラブル』などで日本人にも親しまれる文豪ヴィクトル・ユーゴーや映画の発明者として知られるリュミエール兄弟を輩出した街でもあり、生家が今日も保存されている。

毎年9月にはブザンソン国際音楽コンクールが開催され、日本人指揮者小沢征爾もこのコンクールの出身だ。

時計産業が発達し、サン・ジャン大聖堂では19世紀に建造された天文時計を見ることができる。

アクセス

鉄道/パリ・リヨン駅からTGV直通で約2時間40分 又はパリ・リヨン駅からTGVでディジョンまで約1時間40分。そこから在来線で約1時間10分

主なみどころ

■グランド・リュ GRANDE-RUE

ヴィクトル・ユゴー広場から北西に延びるブザンソンの目抜き通り。一部は歩行者天国になっている。

■城砦 CITADELLE

丘陵と川に囲まれたブザンソンは、かつて軍事的な要地としての役割を担っていた。その歴史を物語るのが城砦(シタデル)。現在、城砦の内側に自然史博物館や動物園、水族館などがある。城砦からは街が一望できる。

■サン・ジャン大聖堂/天文時計 CATHEDRALE ST-JEAN / HORLOGE ASTRONOMIQUE

19世紀の天文時計で有名な大聖堂。イタリアの画家フラ・バルトロメオ作「聖人といる聖母」や「サン・ジャンのばら窓」と呼ばれる4世紀の大理石の祭壇などは必見。1900年に修復された天文時計からは1日に数回、人形が登場して人気を集めている。

■パレ・グランヴェル PALAIS GRANVELLE

16世紀の邸宅で、3層からなる正面の壁や、屋根の切妻、彫刻の施された巨大な屋根窓などが特徴的。初期ルネサンス、イタリアのトスカーナ様式、イオニア様式などが調和。内部の歴史博物館は時計博物館として2002年末に再オープンの予定。現在は改修工事中。

美術館・博物館

■美術館 MUSEE DES BEAUX-ARTS ET D'ARCHEOLOGIE

旧市街の北、ドゥー川の近くにある美術館。ルーベンス、ゴヤ、ピカソ、クールベ、フラゴナール、マチスなどの作品が収められている。フランシュ・コンテ地方の時計製造の歴史に関する展示は、時計産業の中心地ブザンソンならでは。 住所 1, place de la Revolution 電話 03 81 87 80 49 料金 一般5ユーロ、割引料金2.5ユーロ(60歳以上、姉妹都市の住民など)、18歳以下および学生は無料、日曜・祝日は無料、土曜日と閉館1時間前入場の者に限り割引価格適用 時間 平日9:30~12:00 14:00~18:00 土日9:30~18:00 企画展は木曜日の18:00~20:00まで開館 休館日 火曜日、1月1日、5月1日、11月1日、12月25日

■時の博物館 MUSEE DU TEMPS

「時」は何か、ということを、科学、社会学、歴史、芸術、技術、哲学などあらゆる側面から考えるユニークな博物館。 住所 96, Grande Rue 電話 03 81 87 81 16 料金 5.0ユーロ 、18歳以下は無料、土曜は2.5ユーロ、日曜・祝日は無料 時間 火曜~土曜 9:15~12:00、14:00~18:00 日曜 10:00~18:00 休館日 月曜、1月1日、 5月1日、 11月1日、 12月25日

ブザンソン - #1

by   France.fr編集部

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