通称シャモニーと呼ばれるこの街の正式名称はシャモニー・モン・ブランと言います。標高1,035mにある山に囲まれたこの街と、周辺のスキー場をご紹介します。
長い間「魔の山」と恐れられていたモン・ブラン登頂に初めて成功したのは医師ミシェル・ガブリエル・パカールと水晶採掘人ジャック・バルマの2人でした。1786年8月8日18時23分のことです。 この成功をきっかけにシャモニーはリゾート地としての開発が進み、冬のスキー、夏のハイキング以外にも、パラグライダー、ハングライダー、ロッククライミングなど、ダイナミックな自然を舞台にしたスポーツのほか、ゴルフやテニスも楽しめるようになりました。登山が苦手な方でも、ロープウェイで富士山より高い標高までアクセスできるため、誰でも壮大なアルプスの眺めを楽しむことができます。
登山電車で大氷河を見学することのできるメール・ド・グラスも必見です。300メートルとも400メートルともいわれる厚い氷が14キロにわたって続く、その名の通り「氷の海」です。
ヨーロッパの最高峰モン・ブラン(標高4,810.4m)の麓にあるリゾート地、シャモニー。夏は登山、冬はスキーの拠点として、またアルプスや氷河見学の拠点として、老若男女を問わず世界中から高い人気を集めています。標高1,035mに位置するこの街の見どころをご紹介します。
シャモニー周辺のスキー場
ブレヴァン・フレジェール Brévent-Flégère モン・ブラン山系を正面に、ブレヴァン・フレジェールのスキー場は標高1,030mから2,525mの間に位置しています。二つのスキー場はロープウエイで結ばれており、南側ではアルプス山脈で最も美しい風景の一つを堪能できるでしょう。
グランモンテ Les Grands Montets 高1,235mから3,300mに位置するグラン・モンテは、世界で最も標高差のあるスキー場、氷河もすぐそばです。
バルム Le Domaine de Balme アルプス山岳高地の雰囲気が漂うバルムでは、全く異なる二つの斜面でスキーを楽しむことができます。シャモニーの渓谷が正面に広がる壮大なゲレンデと、スイスとの国境に近いもみの木々が広がるゲレンデで、どうぞスキーをご堪能下さい。
ブランシュ渓谷 La Vallée Blanche オフピステ・スキーで最も有名なスキー場、ブランシュ渓谷へは、エギュイーユ・デュ・ミディのロープウエイからアクセスが可能です。上級のスキーレベルと専門ガイドが、必要不可欠です。
シャモニー・モン・ブランへのアクセス
鉄道/パリ・リヨン駅からTGVでエックス・レ・バン、または、リヨンへ行き、在来線に乗り換え、さらにサン・ジュルヴェで乗り換えて約6時間30分。
バス/ジュネーヴからバスも運行される。 シャモニ~ジュネーブのバス (スキーシーズン12月~4月) スキーシーズン以外の時期は1日2~3便(往復)運行。 ジュネーブ→シャモニの便;10人以下の場合、予約は不要。 シャモニ→ジュネーブの便;出発の24時間前までにホテルまたは現地観光局で予約が必要。
シャモニー観光局のホームページはこちら(日本語)
by France.fr編集部
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