【おうち時間】自宅で楽しめるフランスのバーチャル展覧会5選

文化・遺産

オンラインで楽しめる美術館
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この記事は 0 分で読めます2020年3月2日に公開

芸術が好きな方へ。次回のフランス旅行を待つまでもなく、フランスに数ある美術館を家にいながらにして楽しめるのをご存知ですか。 フランスの美術館の中には、私たちをさまざまな時代の旅に誘う充実したバーチャル展覧会を無料で提供しているところがいくつもあります。その中から5つをセレクトしました。お茶の間にいながら、史跡や展覧会などフランスの至宝をお楽しみください。

1. ベルサイユ宮殿 まるでその場にいるかのようにリアル

16のストーリーを追って、太陽王ルイ14世の時代にどっぷり浸りましょう。デジタルイラストレーションによるテーマ別の特別展で、時系列にナレーションが入っています。「ベルサイユ宮殿におけるサイエンス」「ベルサイユ宮殿におけるファッション」「マリー・アントワネット 〜 母として、王妃として」などからお好きなものを選び、その時代のベルサイユへと、タイムトリップを楽しみましょう。外の空気が吸いたくなったら、世界に知られるベルサイユ宮殿の庭園をご覧ください。グーグル・マップの技術を利用しています。自宅にいながら王室の文化に触れ、パリからほど近いベルサイユ宮殿を本当に訪れる日に備えましょう! ⇒ベルサイユ宮殿

2.ラスコー洞窟で地下探索

ソファーでのんびりとくつろぎながら、ユネスコ世界遺産登録の名所、ラスコーの洞窟探検を楽しみましょう。ドルドーニュ渓谷にあるラスコーの洞窟は1940年に発見され、先史時代の芸術を理解する上で非常に重要な役割を果たしています。バカンスにラスコー洞窟を訪れたら、もちろん感動するでしょう。しかし、ラスコーではバーチャルツアーも開発しており、タイムラインも設置して先史時代に親しめるようになっています。

ラスコー洞窟

3.オルセー美術館の夜

パリにある魅力的な美術館、オルセーにどっぷり浸るのはいかがでしょうか。1900年、万国博覧会が開催された際に建てられた駅を改装したオルセー美術館ですが、Googleのアプリ「Google Arts & Culture」で、「駅から美術館となったオルセー( De la gare au musée d’Orsay rénové )」展を鑑賞することができます。そのほかにも、ゴッホやセザンヌなどの名画がデジタル化されています。印象派、ポスト印象派など、さまざまな美術の流れから好きな作品を見つけましょう。タイムラインに表示される作品をクリックすれば、詳しい解説が表示されます。次にパリを訪れたら、オルセー美術館に行きたくなるはず!

オルセー美術館

4.ノルマンディー地方で、印象派の宇宙へ

印象派の宇宙へと、ただちに離陸!キラ星のごとく70人以上のフランス内外の芸術家たちの作品が展示されているジヴェルニー印象派美術館(Musées des Impressionnismes de Giverny)。一つ一つの作品が小さな星。それがいくつも集まって宇宙となり、印象派の歴史を物語ってくれます。ノルマンディー地方のジヴェルニーを訪れる日を待ちながら、まずは「イタリアにおける光(Lumières italiennes)」、「オランダとベルギー(Pays-Bas et Belgique)」、あるいは「不動の大物たち(Figures incontestables)」などをお楽しみください。ノルマンディー地方で、印象派の宇宙へ

5.オー・ド・フランス地方でレースとファッションに触れる

カレー(Calais)の街はフランス産レースの親善大使。市では、特産工芸品であるレースに触れていただけるようオンライン特別展を開設しています。カレー・レースとモード館(La Cité de la Dentelle et de la Mode de Calais)のコレクションをGoogleのアプリ「Google Arts & Culture」を利用して見ることができます。4つのパートにわかれており、まずは「ヨーロッパのテキスタイルアート、レース(La dentelle, un art textile européen)」から始めて、カレーのレースについての理解を深めましょう。そして次にバレンシアガ(Balenciaga)の作品を紹介する「レースの魔術師(magicien de la dentelle)」へと進みましょう。ドレスや型紙、布などに親しみ、レースについてさまざまなことを知る機会です。カレー・レースとモード館

by Voituret Margot

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