ローヌ流域で感じる四季
リヨン南の古都ヴィエンヌからアヴィニョンまで、ポン・デュ・ガールからリュベロンまで、ローヌ川流域には13のワイン街道が整備されています。ローヌ川に沿って、コート・ロティ(Côte-Rôtie)、タヴェル(Tavel)、ボーム・ド・ヴニーズ(Beaumes-de-Venise) などローヌの有名なAOCワイン発見の旅に出かけましょう。ローヌ地方は一年中、好天に恵まれ、どの季節に訪れても快適な旅を楽しんで頂けます。
- 秋はブドウを収穫し、セラーでの圧搾を開始する時期。ブドウ畑の散策を最も楽しめる時期でもあります。タン(Tain)にあるセラーから出発するブドウ畑見学ツアー「ガンベールの足跡を辿って(Sur les pas de Gambert)」に参加すれば、レルミタージュのブドウ畑の壮観な景色を見ることができます。所要時間1時間45分。
- 冬の間もブドウ畑での仕事は続きます。 この時期はまた、ローヌ地方のもう一人のスター、トリュフの収穫期でもあります。プロヴァンス地方でもトリュフの主要産地として知られるリシュランシュ (Richerenches)では、毎年11月中旬からシーズンが終わる3月末まで、有名なトリュフ市が開催されます。生産農家をはじめ、仲買人、バイヤー、一般の見物客が集まって賑やかな雰囲気が広がっています。
- 春がやってくると、いよいよワインのボトル詰めが始まります。白衣、試験管、試飲グラスを手に、あなたもワインのブレンド作業を体験してみましょう。オランジュ近郊ヴィオレス(Violès)村にあるワインセラー、ラヴォー会館(Maison Lavau)では、世界にたったひとつの、あなただけのオリジナルワインを造ることができます。
- 夏はブドウ畑を耕したり、雑草を除いたり、ブドウ枝の支柱への固定など、ブドウ栽培農家にとって大事な時期です。この時期はブドウ畑の観光ツアーやお祭りも沢山実施されます。メネルブ(Ménerbes)にある栓抜き博物館の見学や、ヴィザン(Visan)のワインセラーでの試飲、カリアンヌ(Cairanne)のワインセラーでは嗅覚によるワインのテイスティングをお楽しみください。
是非訪れたい場所
- アヴィニョン:歴史地区と法王庁宮殿
- リュベロン地方の丘にある数々の美しい村
- ヴァントゥー山とモンミライユ山脈(ダンテル・ド・モンミライユ)
- ブール・サン・タンデオル(Bourg Saint Andéol )村のワイン街道
- コマ(Comas)のワイン市場
- シュスクラン(Chusclan)のブドウ収穫祭
- AOCワイン産地コスティエール・ド・ニーム(Costières de Nîmes) で開催されるワイン祭「狂ったブドウVignes Toquées」
- グリニャン城(Grignan)
- スューズ・ラ・ルース城に設けられたワイン大学
他ではできないオリジナル観光
アフター・ワークのワイン講座
アヴィニョンのワイン会館では、月に1度、火曜日の夕方に、夕べのワイン講座を開催しています。様々なローヌワインをテーマ別にティスティングし、異なるワインの微妙なニュアンスの違いについて学べる良い機会となっています。
「ワイン産地と発見」の認定を受けた観光デスティネーション
「ワイン産地と発見」に認定されたワイン生産地区は、さまざまなサービスが保証され、受け入れ施設が整備されて、観光がしやすくなっており、週末旅行や短期滞在をよりスムーズに進めることができます。ローヌ流域では以下の2つのアイティナリーが「ワイン産地と発見」の認定を受けています。:
エルミタージュからサン・ジョゼフの地域(D'Hermitage en Saint Joseph)
ローヌのクリュッソル地域RhôneCrussol
by France.fr編集部
あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。