コルシカの大地:正反対なものの絶妙な結合
コルシカ島でのワイン作りの歴史は古く、紀元前6世紀にはすでにワイン作りのノウハウが伝えられ、ギリシャ人がアレリアのワインに夢中になっていたとされています。時代は下り、今日、コルシカ島のブドウ栽培家、ワイン醸造家たちは、クオリティーを重視したワイン作りに力を入れています。本土では全く作られていないコルシカ独自のブドウ品種、多様性ある土壌に着眼し、それらに加えて最新技術を取り入れた製造方法で、個性的なコルシカワインを作ることに成功しています。太陽に恵まれ、海の風や山岳地帯による微気候など、コルシカの地理条件を利用して、正真正銘のコルシカらしい風味が誕生したのです。
コルシカのワイン街道は、ポルト・ヴェッキオから南のアジャクシオまで、カップ・コルス半島から北のアレリアまで、コルシカ岬を横切るように繋がっています。街道沿いでは9つのAOCワインを産出しています。山々、断崖、平野などコルシカ島に残る自然は、車、オートバイ、徒歩、乗馬、自転車、船で観光することが可能です。島内ではワインに関するレジャーやエクスカーションを多々ご提供しています。
コルシカ島を訪れたら、島のグルメを体験するのも忘れられない行程のひとつ。サン・マルタン祭をはじめとするワイン祭は、熱中する島民と共に旅人がコルシカ文化・伝統を分かち合う大変良い機会です。澄みきった美しい海水がサラサラの砂のビーチに穏やかに押し寄せる様子、松の木が植えられた湖、コルシカの密林の近くにある赤斑岩の断崖。コルシカ島にあるワイン産地は、隅々まで惜しみなく楽しむことができる自然遺産の宝庫です。
必ず訪れたい場所
- 数々の農村見本市が開催されます。コルシカ特産物はチーズ、ワイン、クリ、蜂蜜です。
- ユネスコ世界遺産に登録された自然遺産:スカンドーラ自然保護区、ジロラータ岬、ピアナのカランク
- 地中海で唯一の先史時代の遺跡: フィリトーザ遺跡、ククルズ・エ・カプラ遺跡
体験/イベント
一年を通じて、数々の農村見本市が行われ、訪れる人々はこの土地をはじめ、地元の名産、地域性を知ることができます。 :
- リュリのワインフェア Foire du vin de Luri (7月にカップ・コルスCap Corseにて)
- シャテーニュのフェア Foire de la Chataigne (12月にボコニャーノ Bocognano にて)
- オリウ・ノーヴュのフェスタ Foire di l'Oliu Novu (3月にサンタ・ルチア・ディ・タラ Santa Lucia di Talla にて)
他では体験できないオリジナル観光
ワインに触れる木曜日(アジャクシオ)
毎年7月から9月まで、アジャクシオ観光局では、コルシカ・ソムリエ協会会長ラファエル・ピエールがガイドとなって皆様をブドウ畑にお連れするワインツアーを開催しています。セラー、酒蔵、ブドウ畑見学の後にはアジャクシオAOCワインについての知識を深めるワークショップに参加します。.
by France.fr編集部
あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。