パノラマで眺めるシャンゼリゼ通りは、世界で一番美しい大通り
1806年、ナポレオン1世が軍の勝利を記念して建設を命じた、高さ49.54m、幅44.82mの門。壁面はナポレオンの戦いや義勇軍の出陣を描いた彫刻で飾られています。
シャンゼリゼ通りのつきあたり、シャルル・ド・ゴール・エトワール広場のロータリーの中心にあり、間近に見るためには、シャンゼリゼから地下道を利用してロータリーをくぐる必要があります。
資料館では、凱旋門の歴史等を知ることができます。テラスでは、昼夜を問わずシャンゼリゼ通りやラ・デファンス、エトワール地区のパノラマを見渡すことができます。
フランスを代表する建築として、多くのイベントやパレードなどで、その背景となっています。
シャンゼリゼ通りを上ったエトワール広場の中央に位置するこの建物は、Arc de Triomphe (勝利の橋)と呼ばれ、フランスの威光を代表しています。 アウステルリッツの戦いに勝利した栄光に輝くナポレオン・ボナパルトは、1806年に、帝国軍に捧げる記念碑を作ることを決意します。その記念碑とは 必然的に、彼の軍事的な天賦の才と古代を表す凱旋門の形をとることになります。ジャン・フランソワ・シャルグランによって古代ローマのティトゥス帝の凱旋門をモデルに建設され、高さは50メートル、234段の階段を上りきると、パリ市内全体が眼下に広がります。 1921年からは、無名戦士が凱旋門の中央に眠り、追悼の炎は毎日午後6時30分に点火され続けています。戦没者を祭っている場所でもあるのです。 あわただしいパリの中心にあって、ビジネスと商業と観光が隣り合わせになったこの地区で、凱旋門は、その建築的および美術的価値を超えて、無意識の集合意識に結びついています。巨大な都市の風景の一部であると同時に、フランスの国民文化の一部なのです。
アクセス
- メトロ: 1・2・6番線Charles de Gaulle-Étoile
- RER A: Charles de Gaulle-Étoile
クリストが、パリで期間限定の作品を披露します。その名は‘ラッピングされた凱旋門’。衛生上の危機的状況のために講じられた措置を受け、このプロジェクトのお披露目は2021年秋に延期されましたが、クリストの逝去にもかかわらず実現の運びとなるはずです。アーティストにより、パリを象徴するモニュメントの一つが銀張りの青いリサイクル可能な布でラッピングされる、という驚くべき体験を、絶対に見逃すことはできません!
by France.fr編集部
あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。