フランスでキャンプ:現代版ロビンソンを楽しむ緑の宝石箱6選

自然&アウトドア・アクティビティ

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この記事は 0 分で読めます2020年7月12日に公開, 2023年3月15日に更新

アウトドアでの1日の後は、輝く星の下で長い夜を過ごしたい、ですって?夏のフランスのキャンプ場には、緑のカーペットが一面に広がります。山のふもとや片田舎、また森の中や川と海、カップルで、家族連れで、あるいは親戚一同そろってトラッパー(Trappeur:北米の毛皮猟師)になった気分を味わえる、ブルターニュ地方からコート・ダジュール地方の6つのキャンプ場をご紹介します。

プロヴァンスで松林と海に囲まれて

Camping Huttopia Forêt de Janas
© Camping Huttopia Forêt de Janas

地中海のほとりのアレッポマツ、コルクガシ、ユーカリの木陰で、何もしないでのんびり過ごすには?トゥーロンとバンドールの間にあるユートピア・キャンプ場‘ラ・フォレ・ド・ジャナス’の、布と木のテントやキャラバン、山小屋へレッツゴー!陸上では、1600ヘクタールの広さを持つシシーSicie岬の山塊からシ・フールSix-Fours沿岸の崖腹の小道まで、数キロにわたる整備された散歩道でハイキングを楽しめます。海では、ウインドサーフィン、パドルサーフィン、海上カヤックの数々を楽しんだ後、島に渡ってみましょう。自然保護区域の中にあるガウGaou島やアンビエズEmbiez島、バンドールBendor島など、お好みでお選びください!

ユートピア・キャンプ場、ラ・フォレ・ド・ジャナスCamping Huttopia La fôret de Janas

アルザスでトラッパーのように

森の奥深くでトラッパーを演じるのを夢見たこと、ありませんか? 17ヘクタールのアルザスの森にあるキャンプ場、ユートピア・ド・ワットウイレールにある、’掘立小屋’の半バラック、半テント、キャラバンと山小屋で、パイオニア魂が目覚めます!ハイキング、トレジャーハンティング、自然に挑戦するサバイバル訓練、山小屋コンテストやアーチェリー教室など、家族連れで、子供も大人もまずはたっぷり、酸素補給ができます。そしてアルザス地方の花咲く村々、ワイン街道、バロン・デ・ヴォージュBallons des Vosgesの地方自然公園に出かけましょう。最初にグラン・バロンgrand Ballon(標高1427メートル)を見つけるのは誰でしょうか?

ユートピア・ド・ワットウイレール・キャンプ場Camping Huttopia de Watwiller

ロワール川のほとりでスロー・モード

Slow Village Loire Vallée
© Slow Village Loire Vallée

ロビンソン・モードで、ロワール川のほとりのゆったり流れる時間を堪能してみませんか?シャトーChâteau島にあるロワール渓谷スロー・ヴィレッジでは、朝から晩まで川の流れにあわせて時間を過ごします。‘ビバーク’テント、バンガロータイプの小屋、木製の小屋が、大きなラグーンプールのある3ヘクタールの敷地に点々と並び、この地の気候のように穏やかな夜を過ごすことができます。日が昇ると、歴代フランス国王が愛したロワール川を楽しむプログラムがいっぱい。河岸をサイクリングして古城やブドウ畑を訪れたり、カヌーやカヤックでの水上散歩や、森の中にあるパブ、‘赤とロワールEn Rouge & Loire’のカシの木の下に座り、川間に映し出される光のきらめきを眺めるのもいいですね。完璧です!

ロワール渓谷、スロー・ヴィレッジSlow Village Loire Vallée

コート・ダジュールのグランド・ブルーのほとりで

高床式のデラックス・バンガローや豪華な小屋がお好みですか?フレジュス=サン・テギュルフFréjus-Saint Aygulfのエコロッジ、エトワール・ダルジャンスは、自然のエスプリを保ちながらも5つ星の豪華キャンプ場です。木々に覆われた11ヘクタールの敷地には、細かな砂のビーチと奥まった入り江、そして200種以上の鳥が棲むラグーンがあります。アルジャンス川をカヤックでゆっくり下ったり、ボート乗り場からポルクロールPorquerollesやレランLérins 島へ向かったりと、思い思いの時間が過ごせます。モールMaures山塊とエステレルEsterel山塊の間には、コート・ダジュールの全ての色彩が移り行きます。

エコロッジ、エトワール・ダルジャンスEcolodge L’Etoile d’Argens

ブルターニュの巨石、メンヒルの上で

メンヒルの上に建てられた山小屋や、キャンプ場らしからぬ形の‘積み重ねられた’テントなど・・。ラ・ベル・フォリは名前の通り、美しき狂気!モルビアンMorbihan湾からすぐ近くの田舎の、この‘生態学的サード・プレイス’は、自然に夢中になったブルターニュのエピキュリアン(快楽主義者)たちの想像から生まれました。エンターテイメントがないと、ですって?イベントカレンダーで情報をみてみると:コンサート、展覧会、舞踏会、サーカスやヨガの教室、そして野菜の温室で楽しむ市場の食材を使った料理。夜空の星を眺めながらのリフレッシュには、カップルまたは家族連れで、39℃のお湯をはった大樽のノルディックバスでビシャビシャ水遊び!あとは、森に囲まれて美しい夢をみるだけです!

ラ・ベル・フォリLa Belle Folie

シャルトルーズChartreuse山塊の頂上で

Kina Photo - Sites et Paysages De Martinière
© Kina Photo - Sites et Paysages De Martinière

新鮮な空気を胸いっぱい吸って、山々のパノラマ風景を楽しみたい、ですって?シャルトルーズ地方自然公園の中心、標高900メートルのマルティニエールMartinièreキャンプ場では、大自然のなかでのヴァカンスが満喫できます。もしくは面目をかけて家族経営のアットホームな雰囲気を保っている、セリーヌとブリスのところで、昔の農園見学はいかがでしょう?石鹸で作る彫刻の子供向けアトリエ、山塊の植物を探す植物園内の散歩、アルカバ(Arcabas、現代アートのフランス人芸術家)作品を集めた宗教芸術美術館の見学も。アルプスでのハイキングの合間には、遊んだり、教養を高めたり、レストランでちょっと腹ごしらえをしたり。もちろん、地元の味を堪能できます!

マルティニエールMartinière

by アンヌ=クレール・ドゥロルム

旅行ジャーナリスト

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