アルザス地方は、その伝統で知られていますが、同様に美食でも有名です。ソース料理、独特の生地、キャベツ、シャルキュトリーや名物パンなど、全ての人の好みと空腹を満たしてくれます。おいしい料理を堪能した後は、甘い物を試したくなるのは当然です!
シュペッツレ
美味しいシュペッツレはいかがですか?なんのことか分からないですって?シュペッツレはドイツ語でスズメを意味する‘シュパーツェン’という単語から来ています。それだけでは足りない?シュペッツレは生地もので、茹でてお皿に盛られるとまるで鳥の巣のように見えるのです。さあ、これで事前知識はばっちりです。あとは実際に食べて味わってみてください!
フラムキッシュ
真冬に火にあたって温まっているところを想像してください。さあ、今何が食べたいですか?アルザスの人々は、そんな時に必要な料理を知っています。タルトフランベとも呼ばれることのある、フラムキッシュです。薄いパン生地に生クリームで厚いコーティングをして、ベーコンや輪切りにした生玉ねぎを並べます。そして最後に炎(フラム)を加えて、軽くグリルされたら出来上がり。ごちそうです!
ベックオフ
皆に愛される伝統料理、ベックオフとは何でしょう?アルザス風のスープ料理です。牛、羊、豚の3種類の肉に、ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツを加え、アルザスの白ワインを注ぎます。他のスープ料理と同じように、とろ火で24時間煮込みます。さあ、出来上がりです!
シュークルート
国際的に有名な料理、シュークルートを紹介せずにアルザス名物を語ることはできません。では、どうやって美味しいシュークルートをつくるのでしょうか?料理専門家によれば、なによりもまずキャベツの下準備が命、ということです。良いキャベツを選び、ネズの実(シュークルートに用いる香料)と一緒に1週間かけて発酵させます。その後ベーコンとジャガイモをくわえてコトコト煮込み、お好みでビール又は白ワインを加えます。
マンステール
個性的なチーズです!このアルザスのチーズはコルマールの南、マンステール渓谷で、まろやかな牛の乳から作られます。口に含むと力強く、その臭いも強烈です。しかしながら、アルザス地方の人々は、美味しい肉料理を味わった後に、マンステールを食べずにはいられません。
ダンプフヌーデル
ひとたび食べ始めたら、もう止まりません。ダンプフヌーデルって何なのでしょう?それはアルザスのおばあちゃんたちが、いつも孫たちに作ってあげることが大好きなアルザス名物です。語源的に、‘ダンプ’は‘蒸す’、‘ヌーデル’は麺を意味します。実際、ダンプフヌーデルは生地を小さく丸めて作り、ミニパンに似ています。甘くしても塩味でも、そして1日のうちいつでも味わえますよ!
シュトロイゼル
アルザスの人々にはそれぞれ、母親が作った‘シュトロイゼル’を思う、子供時代の懐かしい記憶が必ずあります。シュトロイゼルは小麦、バターと砂糖で作った生地で包み、シナモンで風味をつけたブリオッシュです。全ての美食家の舌をうならせること、間違いありません!
クグロフ
このお菓子は、見ただけで手が伸びてしまいます。それもそのはず!全体がアーモンドで飾られ、干しブドウの入ったこのブリオッシュは、キルシュ酒又はラム酒で風味をつけられています。普通、クグロフは年末のお祭りの時か、復活祭の時に食されます。またベーコンあるいはくるみを入れた塩味のクグロフもあります。心ゆくまで味わってください。
マネレ
子供たちはマネレに目がありません。それもそのはず、マネレは人形の形をしたブリオッシュで、聖ニコラウスの日と12月に味わいます。オリジナルのレシピは小麦粉、バター、砂糖、イーストと牛乳しか使いません。マネレを味わうことは、マネレを受け入れることにほかならないのです。
ブレッツェル
アルザス地方のパン屋さんに入ると、必ずブレッツェルを目にすることでしょう。ブレッツェルは食べておいしいのみならず、目にも楽しいのです。その形も味わいも象徴的です。中心は柔らかく、極薄の表皮はカリカリのブリオッシュパンです。
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by Bernard Ingrid