税関とビザ

インスピレーション

atout-france
© atout-france

この記事は 0 分で読めます2019年1月8日に公開

フランスに滞在するためのビザの取得要件、税関を通過する際に必要な手続きをご紹介します。

フランス入国に必要なビザ

あなたがフランス人ではなく、フランスへの入国を希望する場合は、国境において、フランスでの滞在目的、生計手段、滞在先について、規定の証明書類を提示する必要があります。 あなたが何らかの理由でビザを免除されている場合、またはシェンゲン(Schengen)圏内に居住している場合を除き、フランスへの入国にはビザを取得する必要があります。フランスに出発する前に、あなたの居住国のフランス大使館または領事館で、ビザの発行を申請してください。フランス入国に必要なビザの種類は、滞在期間と滞在目的によって異なります。

  • 90日(3ヶ月)以内の滞在の場合 、「シェンゲンビザ」を申請します。このビザの滞在目的は一般的に観光、ビジネス、または家族への訪問で、1回または複数回フランスに入国ができます。また、シェンゲンビザ保有者は、短期間の研修、インターンシップ、報酬を伴う活動(例えばツアー中のアーティスト、競技会に参加するスポーツ選手、業務に従事するため一時的に派遣される労働者など)を滞在目的としてフランスへの入国が許可されます。また「トランジットビザ」の保有者は、シェンゲン圏内に最大5日間滞在することが可能です。

  • フランス国内の空港で乗り継ぎをする場合 、「インターナショナル(internationale)」と示された区域から出なければ、フランスに入国したとみなされないため、一部の例外を除き入国ビザの対象にはなりません。

  • 90日(3ヶ月)を超える滞在の場合 、滞在期間と滞在目的に応じた長期滞在ビザを申請する必要があります。入国後に、フランス移民局(l’Office Français d’Immigration et d’Intégration)で改めて登録をしてください。滞在許可証を取得するために、所轄県にも登録を求められる場合があります。いったんフランスに入国した後は、長期滞在ビザ保有者は、ビザの修正や在留資格の変更をすることはできません。

  • フランスの海外県・海外領土の場合 は、適用規則はフランス本土で適用される規則と異なる場合があります。ビザ申請者は、滞在先と飛行機の旅程について、正確に明示することを求められます。

ビザの免除

EUの取り決めで、一部の国の国籍保有者は、シェンゲン圏内へ入るための短期滞在ビザが免除されます。次の要件を満たす人には、EU法の特定条項が適用されます。:

  • EU加盟国、欧州経済領域(EEA)参加国、およびスイスの国籍保有者は、滞在期間にかかわらず、入国ビザおよび滞在ビザの対象となりません。

  • EU加盟国、欧州経済領域参加国、およびスイスの国籍保有者の家族(配偶者、未成年の子、被扶養の子、被扶養尊属)には、その家族本人の有する国籍の外国人と同様のビザが必要になります。 注意:フランスの海外県および海外領土においては、適用される条項が異なる場合があります。

フランスの税関

フランスの国境上に位置する鉄道駅や空港には、携行品の品目と数量に応じ、申告不要の場合の「緑」の通関審査ラインと、申告が必要な場合の「赤」の通関審査ラインの2通りあります。 フランスへの入国または出国の際に、合計10,000ユーロを超える通貨(もしくはそれに相当する外貨)、有価証券、商品を携行する場合は申告が必要です。申告は、その場で無料かつオンラインで行えます。
禁止品(麻薬、偽造品、絶滅危惧動植物種)、制限品(武器、医薬品など)についての情報、申告の詳しい方法や、偽造品の見分け方については、 フランス税関公式サイトを確認してください。知らずに違反をすると、商品の没収や、罰金が科される可能性もあります。 税関サービスに関する問い合わせ (フランス国外からの通話の場合) : +33.1.72.40.78.50 ids@douane.finances.gouv.fr 注意:税関に限らず、フランス領土全体において、携行品の検査を求められる可能性があります。

by France.fr

あなたの知らなかった、新しいフランスの魅力をお伝えします。

あわせて読みたい