アルプスで自分をいたわる癒しの体験6選

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Max Coquard - Bestjobers
© Max Coquard - Bestjobers

この記事は 0 分で読めます2021年11月26日に公開, 2023年11月15日に更新

澄み切った大気、氷河の奥深くから湧き出でる温泉水、奇跡の力を宿した花々…。アルプスの山々が、日常のしがらみから解き放たれるようにとわたしたちをいざないます。厳寒の沐浴で内側からエネルギーを目覚めさせる寒中ヨガ、心と体を満たし本来の美しさを取り戻すためのフェイシャルトリートメントや高山植物を使ったお食事など、感覚を研ぎ澄ませるメニューが目白押しです。アルプスの高みで堪能する6つのウェルネスな体験をご紹介します。

ヴァル・ディゼールのスパ・シスレー・デ・バルム・ド・ロルスで美を体感する

Matthieu Cellard
© Matthieu Cellard

辺り一面を包み込むアルプスの澄み切った陽光。夜になれば、満点の星空がプールの上に広がります。1,000平米の広大な敷地に11室のトリートメントルームを備えたリラクゼーションの聖地、スパ・デ・バルム・ド・ロルス(ルレ・エ・シャトー)が、このほどシスレーの傘下に入りました。50種類以上の植物エキスを配合したエイジングケアシリーズ「シスレイヤ インテグラル」や、フランス産のガーネットローズ「ブラックバカラ」をベースにしたシリーズ「ローズ・ノワール」を用いたトリートメントなど、先進のフィトコスメトロジーを体験することができます。スクラブ、マッサージ、フィトアロマフェイシャルなど、美しさに対して一切の妥協を許さない贅沢で特別なリチュアルをどうぞご堪能ください。

ホテル・レ・バルム・ド・ロルス

エム・ドゥ・メジェーヴのウェルネスなメニューを堪能

M Megève
© M Megève

美食を楽しみながら、食材の薬効成分を体に摂り入れる。エム・ドゥ・メジェーヴが新たに打ち出したクラランスの冬のウェルネスメニューのコンセプトです。シェフのエドゥアール・ルーベとクラランスのCEOであるクルタン・クラランス博士が考案した全5皿のランチは、サヴォワ料理の伝統と山の植物への深い造詣から生み出されました。ブナの樹のチップでスモークした根菜のスープにはリンドウや栗のピュレで香りを纏わせ、そば粉のクロゼットグラタンには角切りにした山のチーズ、ボーフォールを添えて…。「デイ・スパ」パッケージには、お食事のほか、60分のトリートメントと60分の鉱泉スパの利用が含まれます。舌の先から足の先まで、全身にパワーがみなぎるようなラインナップです。

エム・ドゥ・メジェーヴ

テルム・サンジェルヴェ・モンブランで効能豊かな温泉水を全身に

Jérôme Galland
© Jérôme Galland

アルプスの山々を潤す水の恵みは、たった一つの水源から湧き出たものだとご存じでしょうか。スパ・デ・テルム・サンジェルヴェ・モンブランは、温泉の効能をさまざまなスタイルで体感することができる「La forêt sous la pluie(雨が降る森)」をオープンしました。植物に彩られた300平米の空間を心の赴くままに巡り、温泉がもたらす嬉しい効果を全身で味わうことができます。背中や肩を揉みほぐしてくれる滝、血行を促進する温水と冷水の流れるプール、筋肉を温めてリラックスさせるサウナ……。これらに共通しているのは? そう、ミネラルや微量元素を豊富に含んだサンジェルベの温泉水であるということ。モンブラン山塊の奥深くで生まれた水は、長い旅路を経てここに注いでいます。

テルム・サンジェルヴェ・モンブラン

オワザンでトレイルランニング、ノルディックウォーキング、フィットネス三昧

オワザン山塊で新鮮な空気を胸いっぱいに深呼吸。ヴィラール=ルキュラ観光局がおすすめするのは、標高1,500mのリゾートでノルディックウォーキング、ヨガ、フィットネスクラス、トレイルランニングなどを楽しみ、体の隅々に酸素をたっぷり届けるウェルネスな休日です。初心者から上級者まであらゆるひとが優良な環境でレトレイルランニングを体験できるスポットの証である 「Station de Trail®」のラベルを獲得しており、2種類のウィンタープログラムがそれぞれ専門家の監督のもとに実施されています。夜は、山々を望むシャレーで疲れを癒しましょう(プログラム料金には宿泊費が含まれます)。

ラ・ロジエールのスカイスパで高山植物のパワーを実感

Olga Ryngert / Samoëns tourisme
© Olga Ryngert / Samoëns tourisme

美に磨きをかけるのはもちろんのこと、それがこの地の大自然に根ざしていることも忘れてはならないポイントです。ホテル「スカイ・ラ・ロジエール」は新たにオープンしたスパのトリートメントメニューにExertier(エクセルティエ)を採用。エクセルティエは、高地にある養蜂場で人の手によって丁寧に収穫された山の植物の蜂蜜や、抗酸化力を持ちアンチエイジングへの効果が期待できる希少なアルプスの蘭「サボ・ド・ベニュス」を用いた製品で知られるサヴォワ地方のコスメティックブランドです。心と体、双方の感覚に訴えかけるトリートメントは旅を思わせるもの。登山家が目印として山道につくる積石「ケルン」からも着想を得ています。半貴石や熱した山の岩塩を使ったマッサージでアルプスの植物から抽出したアロマに包まれ、その尊い力を実感されてください。

ラ・ロジエールのスカイスパ

by アンヌ=クレール・ドゥロルム

旅行ジャーナリスト

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