パリ、フランスの各地方、フランスの海外領土に約40の会場が設けられ、ブレイクダンスを含む4つの新競技が開催され、オリンピック村には約9000本の植樹......。 2024年パリオリンピックを数字から紐解きます。
329種目
2024年オリンピックの17日間に行われるのは、32競技329種目。 10,500人のアスリートと206の代表団が参加予定の大会は、陸上競技から水泳、体操まで28の伝統的なオリンピック種目と、スポーツクライミング、スケートボード、サーフィン、そしてオリンピック史上初となるブレイクダンスの4種目。スケートボード、BMXフリースタイル、3x3バスケットボールなどの競技も行われます。
41のオリンピック会場
41のオリンピック会場と20のパラリンピック会場が、フランスじゅうで選手団をお迎えします! パリ(オリンピック15会場、パラリンピック11会場)とパリ近郊都市に加えて、9つの地方会場が選ばれました。 シャトールーでは射撃競技を開催。リヨン、ナント、ボルドー、サンテティエンヌ、ニース、マルセイユはサッカー、リールでは男女ハンドボール大会の決勝とバスケットボール大会の予選を開催します。 タヒチではセーリング競技が開催され、サーファーたちはタウポの伝説の波に挑みます!
6km
6キロメートル ー オリンピック史上最高となる開会式のルートの長さです!オステルリッツ橋からイエナ橋まで、カメラが設置されたボートに乗った選手たちのパレードは、ルート上に80の巨大スクリーンも設置され、芸術的なパフォーマンスで彩られます。 クライマックスは、トロカデロでのグランドフィナーレ!
22のパラリンピック競技
2024年パラリンピックでは、22のパラリンピック競技が予定されています。 11日間の競技期間中、549もの競技が行われ、175カ国から4400人のパラリンピック選手が集結。 2024年パリ大会が、社会におけるインクルージョンを強化するための活動を創り出そうとしていることの象徴です。
15万の雇用
2024年パリオリンピックによって創出される最低雇用数は、およそ15万。 経済・社会活動が大きく活性化することは間違いありません。 パリ2024年大会では、1,900の協力会社の4分の3は中小企業です。 また、この大会に向けて5,000ものスポーツ施設が改修され、より利用しやすくなります。
8876本の植樹
2024年パリ大会が終了すると、セーヌ・サン・ドニのオリンピック・パラリンピック選手村の敷地には8,876本の木が植えられ、公共公園を含む6ヘクタールの緑地と、歩行者やソフトモビリティ専用の植栽地からなる革新的な都市地区へと生まれ変わります。 バイオマス資源の使用、地熱エネルギーとソーラーパネル、空気循環を促す建築、移動が困難な人々のためのバリアフリー住宅…。 2,800戸の住宅、6,000人の居住者からなるこの新しい地区は、環境に配慮した未来都市のお手本となることでしょう!
by アンヌ=クレール・ドゥロルム
旅行ジャーナリスト