ボルドーには、右岸にも左岸にも、メドック地区からサン・テミリオン地区、ソーテルヌ地区まで、ワインの醸造所でガストロノミー(美食)が楽しめる素敵な場所がたくさんあります。ミシュランの星つきレストランや新解釈のブラッスリー 、快楽主義者の修道院 など、ボルドー地方のブドウ畑でグルメを楽しめる、おすすめレストランをご紹介します。
ラ・テラス・ルージュ:テロワールを生かしたブラッスリーのエスプリ
サン・テミリオン地区のブドウ畑の中に位置するシャトー・ラ・ドミニクChâteau La Dominique。このシャトーのレストランから見えるのは、一面の赤!真っ赤な壁の建物はシャトーの醸造室で、レストランはその屋上にあります。テラスには巨大な「プール」があり、ワインの色調のさまざまなニュアンスを思わせるガーネット色の半透明の小石が敷き詰められています。眺めていると食欲が湧いてきそうですが、お食事のメニューには、マルマンド原産のトマト、ランド産の若鶏、ポイヤックの子羊など、ボルドー地方を擁する フランス南西地方の特産品に着想を得た、食いしん坊さんも大満足なお料理が並んでいます。ワインメニューはシャトーのある 右岸のワインが中心。お料理に合わせるワインは、ぜひ地元産のものを。 ラ・テラス・ルージュ公式サイト(フランス語)
シャトー・ラフォリ・ペイラゲ:クリスタルとワインに捧げられた叙事詩
ソーテルヌのプルミエ・クリュ・クラッセ(格付け第1級)シャトー・ラフォリ・ペイラゲChâteau Lafaurie Peyragueyのレストラン「ラリックLalique」にはさまざまなオマージュが隠されています。天井は、クリスタル製の「ブドウ畑の空」 を思わせる照明で装飾されており、アール・ヌーヴォーのガラス工芸家 ルネ・ラリックの遺産を思い起こさせます。洗練されたお料理は同地のテロワールから生まれるワインにインスパイアされたもの。シェフのジェローム・シリングは単なるワインと料理のペアリングにとどまらず、ハーブ入りのソーテルヌソースでフォアグラを漬け込んだり、お肉をやわらかくするためにブドウの搾り汁を利用したりするなど、ブドウが本来持つ力を引き出し、今までにない味わいを生み出しています。お料理からデザートまでブドウの繊細な香りを感じることができます。 シャトー・ラフォリ・ペイラゲ公式サイト(英語)
シャトー・コルデイヤン=バージュ:快楽主義者のための修道院
サン・テミリオン地区のブドウ畑の中に位置するシャトー・ラ・ドミニックChâteau La Dominique。このシャトーのレストランから見えるのは、一面の赤!真っ赤な壁の建物はシャトーの醸造室で、レストランはその屋上にあります。テラスには巨大な「プール」があり、ワインの色調のさまざまなニュアンスを思わせるガーネット色の半透明の小石が敷き詰められています。眺めていると食欲が湧いてきそうですが、お食事のメニューには、マルマンド原産のトマト、ランド産の若鶏、ポイヤックの子羊など、ボルドー地方を擁する フランス南西地方の特産品に着想を得た、食いしん坊さんも大満足なお料理が並んでいます。ワインメニューはシャトーのある 右岸のワインが中心。お料理に合わせるワインは、ぜひ地元産のものを。 シャトー・コルデイヤン=バージュ公式サイト(英語)
ラ・ターブル・ド・プレザンス:海と大地を味わう旅のような星つきレストラン
中世の町、サン・テミリオンの中心にある、ルレ・エ・シャトー加盟レストラン。ここでは、大地と海の両方を味わう料理の旅を体験することができます。舵を取るのはミシュラン2つ星のシェフ、ロナン・ケルヴァレックRonan Kervarrec。ボルドーを擁するアキテーヌ地方の味わいと、生まれ育ったブルターニュ地方の思い出を合わせて丁寧に調理します。革新的な組み合わせを作り出すために、テロワールとエモーションをミックスするのです。洗練された装飾のレストランの中、房飾りのようなシャンデリアの下でお料理をいただきます。ワインメニューには、ハウスワインのシャトー・パヴィ・メゾンChâteau Pavie maisonを含む700クリュを取り揃えています。 ラ・ターブル・ド・プレザンス公式サイト(英語)
ラ・シャペル:シャトー・ギローの目の前にある地元の有機食材を使ったレストラン
「本物の食い道楽と正真正銘の酒飲みVrais gourmands & francs buveurs」をモットーとするニコラ・ラコンブ・グループが一番最近に手がけた、そのモットーにふさわしいレストラン。レストランを擁するシャトー・ギローChâteau Guiraudは、ソーテルヌ地区の中心部に位置し、1855年にプルミエ・クリュ・クラッセPremier Cru Classé(格付け第1級 )に格付けされています。ブドウ畑や100年以上の樹齢を誇るプラタナス、雑草に囲まれていた18世紀の古い教会堂をリノベーションしたレストランで、デザイン性の高いインテリアと天然素材を組み合わせた、エレガントでシンプルなスタイルです。中央にあるテーブルでは、ごちそうを食べる喜びを皆と分かち合うことができます。食材はすべて地元産の有機食材。南西部とガスコーニュの心地よい風味を感じさせます。 ラ・シャペル公式サイト(英語)
さらに詳しく ・ボルドー観光局公式サイト ・ヌーヴェル・アキテーヌ地方観光局公式サイト
by Delorme Anne-Claire
旅行ジャーナリスト