フランスの絶景ラベンダー畑3選

プロヴァンス自然&アウトドア・アクティビティ

ラベンダー畑が広がるソー(Sault)
© Feel good studio / Adobe Stock - ラベンダー畑が広がるソー(Sault)

この記事は 0 分で読めます2023年6月5日に公開

ヴォークリューズからドロームまで、ラベンダーが一面に広がる広大な土地は、プロヴァンスで最も美しい景観のひとつです。 さあ、ラベンダーが香る田園地帯へ出かけましょう!

ヴァランソル高原でラベンダーの謎を紐解く

ヴァランソル周辺では、ラベンダーを生産者から直接購入できます。本物であることの証です!
© Irina Schmidt / Adobe Stock - ヴァランソル周辺では、ラベンダーを生産者から直接購入できます。本物であることの証です!

アパレルブランド「Jacquemus」(ジャックムス)のファッションショーや中国の恋愛ドラマの舞台にもなった、インスタグラマーの超人気スポットであるヴァランソルは、長年にわたり、世界中の旅行者にとってフランスのアール・ド・ヴィーヴルを象徴する存在となっています。

ラベンダー畑が続く小道の一角にあるアンジェバン蒸留所では、古くから伝わるエッセンシャルオイルの蒸留技術を見学できます。オリジナルのボトルやアロマソープを作ることもでき、プロヴァンス地方の香りを旅の思い出にお持ち帰りいただけます。

そのまま、車でも自転車でも簡単にアクセスできるムスティエ・サント・マリーへと向かいましょう。 2つの崖の間に位置するこの村は、フランスの最も美しい村の1つに選ばれました。 ラベンダー畑が一面に広がるパノラマビューと、唯一無二の建築やカルチャーに触れることができます。

アルビオン高原の畑でたゆたう

高台に位置するオーレルの集落は、まるで中世の村のよう。
© Boris Stroujko / Adobe Stock - 高台に位置するオーレルの集落は、まるで中世の村のよう。

ラベンダー畑に囲まれたヴォークリューズ県のソーは、「ラベンダーの都」として知られています。 この地方を代表する花に敬意を表するべく、8月15日を「ラベンダーの日」としています。 絵画展、農産物直売所、美術工芸品、そしてラベンダーの鎌切りのフランス選手権まで、盛りだくさんのプログラムが用意されています! それ以外の季節でも、ラベンダーは地元の人々の生活に欠かせない存在です。 毎週水曜日には、生産者が集まり、ラベンダーの香りに包まれたプロヴァンスマーケットが開かれます。

また、オーレル、サン・トリニ、サン・クリストルといった美しい村々を巡るウォーキングやサイクリングツアーの出発点としても、ソーは最適です。 互いに10kmも離れていないため、自転車を漕ぐ合間に立ち止まって休憩するのに理想的な場所です。 伝統的な建築物、中世の教会、そして絵画的な景色―― ラベンダーのモーブ色とスペルト小麦のゴールドがマッチし、さらに近くのヴァントゥ山の景色も楽しめます。

クラパレード高原で、時を超えた休息を。

セナンク修道院を囲むラベンダー畑は、修道士のみ立ち入りが可能です
© Kavita / Adobe Stock - セナンク修道院を囲むラベンダー畑は、修道士のみ立ち入りが可能です

ヴォークリューズ地方ゴルド村近くのラベンダー畑の中に、ロマネスク建築の宝石ともいえる「セナンク修道院」があります。 12世紀以降、この建物にはシトー派の修道士がこの建物の中で生活していて、修道院の教会、旧居留地、回廊が一般公開されています。

少し進むと、ラベンダー畑の真ん中に「ボリー」という小屋が見えてきます。 南フランスにあるドームが特徴的な乾式石造りのこの小屋は、さらに古い時代の面影を残しています。 かつては季節の農作業のための仮住まいでしたが、今ではプロヴァンス文化の起源を物語る存在となっています。

by – Écrivain Voyageur Lucie

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