2019年冬に訪れたいアルプス山脈の新しいホテル9選

アルプス・モンブラン自然&アウトドア・アクティビティ

Karine Creuzet
© Karine Creuzet

この記事は 0 分で読めます2019年12月14日に公開, 2020年1月9日に更新

アルプス地方の新しいホテルはシックでとても快適です。グルメなレストランに、最先端のデザイン。スパでは外の世界を気にせずゆったりと過ごすことができ、スキーに行くのを忘れてしまいそう。ホテルやキッチンなどの設備のあるレジデンス、グループでのアクティビティが楽しめる「クラブ」タイプのバカンス・ビレッジ、アパルトマン、山小屋タイプのシャレーなど、フランスの大規模なスキー・エリアにはさまざまなタイプの宿泊施設があります。ヴァル・ディゼールVal d’IsèreやティーニュTignes、レ・セジLes Saisies、ムジェーヴMegève、メリベルMéribel、クールシュヴェルCourchevel、レ・ザルクLes Arcs、アルプ・デュエズl’Alpe d’Huezで、山ならではのすばらしい体験ができる、雪の中の「宝石箱」のようなホテルをご紹介します。

親密な時間を過ごすならヴァル・ディゼールの5つ星ホテル、オテル・エレル・マドモワゼル(Hôtel Airelles - Mademoiselle)

Airelles IV Mademoiselle
© Airelles IV Mademoiselle

クールシュヴェルCourchevelでもホテルを展開するエレル・グループgroupe Airellesが、この冬ヴァル・ディゼールVal d’Isèreにフレンチ・アルプスで2軒目となるホテルをオープンしました。ヴァル・ディゼールはサヴォワ地方の伝説的なスキー場で、ティーニュTignesのスキー・エリアとその300kmものゲレンデに隣接しています。「スキーイン・スキーアウト」ができるホテルは、客室とスイートルームを合わせて41室と、小さな巣のような快適なホテルです。また、執事サービスつきの5つのアパルトマンを借りれば、さらにくつろいだ滞在が可能です。標高1850mに位置するオテル・エレル・マドモワゼルには、800m2以上のテラス、ひろびろとしたスパ・ゲランspa Guerlain、「ラ・フォレ・ド・ブロセリアンド」La Forêt de Brocéliandeという名前の子供向けスペースもあります。ゲレンデのすぐそばのホテルなので、すぐに滑りに行くことができます。

美食を楽しみたいならムジェーヴの5つ星ホテル、ル・グラン・トテル・デュ・ソレイユ・ドール(le Grand Hôtel du Soleil d’Or)

Soleil d'Or
© Soleil d'Or

ここでは快適なホテルにこもりながら、美食を楽しむことができます。女性シェフのフローラ・ミクラFlora Mikulaが得意とするのは、厳選された美しい山の幸を使った、ボリュームたっぷりのおいしい料理。気取らないアルプス地方の郷土料理を巧みに革新した、みんなで一緒に食べたいお料理です。大きなテーブルを囲んだり、あるいはもっとプライベートな空間で味わったりすれば、もうそこは自分の家のよう。さらに、ラ・ショコラトリーLa Chocolaterieは有名ショコラティエのジャン・ポール・エヴァンJean-Paul Hévinが手がけるカフェ。おいしい食べ物の誘惑があちこちにあります。ゲレンデで1日過ごした後の自家製ホット・チョコレートや、パンにバターとチョコレートを塗ったタルティーヌはたまりません。そのあとは、スパかムジェーヴMegèveの眺望と厳選されたシャンパーニュを楽しむことができるバー、ル・バール・パノラミックle bar panoramiqueに行きましょう。

「クラブ」活動がしたければ、アルプ・デュエズのクラブメッド(le Club Med)

Club Med
© Club Med

標高1850mのゲレンデに位置するファミリーと団体旅行の天国へようこそ。クラブメッドはアルプ・デュエズl’Alpe d’Huezのバカンス・ビレッジを全面リニューアルしました。クラブメッドでは施設の快適性を基準にリゾートのグレードを3〜5つの「トリダン」で表す独自のランク付けを行っていますが、アルプ・デュエズは上から2つめの「4トリダン」4 Tridentsに格付けされています。デラックスルームとスイートルームがあります。どのフロアもとても快適で、最高の設備が整っています。屋外と室内のふたつのプールや、スパ・パイヨspa Payot、ハマム(スチームサウナ)、フィットネスなどで、4〜17歳の子供向けプログラムや大人のためのプログラムが用意されています。ホテルはアルプ・デュエズとそのスキー・エリアの中心部に位置し、スキーヤーからきわめて高く評価されているゲレンデの真ん中にあります。250kmのゲレンデには、2223mの標高差があり、アルプス山脈でもっとも陽光にめぐまれたリゾートとして確固たる名声を築いています。

レ・トロワ・ヴァレの隠れ家、メリベルの5つ星ホテル、オテル・ククー(l'hôtel Coucou)

Pierre Yovanovitch
© Pierre Yovanovitch

メリベルMéribelのゲレンデのロータリー「ル・ロン・ポワン」le Rond-Pointを見下ろす新しい5つ星ホテルです。ホテルからは、トロワ・ヴァレ・スキー・エリアTrois Valléesの600kmのゲレンデにスキーを履いたままアクセスすることができます。客室やスイートルーム、2つのプライベート・シャレー(山小屋タイプの客室)から見える山の眺望は壮観です。1日スキー・エリアで過ごしたあとには、スパ・タタ・ハーパーTata Harperや山が見えるプールでひと泳ぎしてリラックス。ディナーはイタリアンかベーフ・バーBeef barで。天然木材と暖かみのある色合いを組み合わせたインテリアがシックなおこもりにぴったりの宿です。また、ファミリーにもとても配慮していて、子供や10代の若者向けのプログラムが用意されています。オテル・ククーは、この冬話題になること間違いなしのホテルです。

モン・ブランの眺めを満喫するにはレ・セジの4つ星レジデンス、レジダンス・アマヤ(Résidence Amaya)

MGM AMAYA
© MGM AMAYA

リニューアルされたばかりのレジダンス・アマヤは、レ・セジles Saisiesの天然木材や天然素材を生かしたシックなレジデンスです。レ・セジはフレンチ・アルプスにあるスキー場で、ボーフォルタンBeaufortain地方の中程にあり、標高は1650m。モン・ブランを見渡すことのできる眺望で知られています。レジデンスからは、192kmを擁するディアマン・スキー場Diamantまでスキーを履いたまま行くことができます。レジデンスのスタイルは、通常のアパルトマンと同じ設備を備えた客室に滞在しながら、スキー用品のレンタルや配達、買い物の配達、出張シェフ・サービスなどのさまざまなサービスが利用できるというものです。スパ・モンターニュ・デュ・モンドspa Montagnes du Monde®とプールなど1000m2のウェルネス・スペースなど、充実した施設を備えています。

自宅にいるように過ごせるヴァル・ディゼールの5つ星のシャレー・イジア(Chalets Izia)

DR
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ヴァル・ディデールVal d’Isèreで、すでにシャレー・スカディChalet Skadiを展開していたヴィラージュ・モンタナVillage Montanaが2軒目となる5つ星の宿泊施設シャレー・イジアをオープンしました。ゲレンデの真下に位置し、60〜135m2の広々とした51部屋のアパルトマンがあります。屋内プールやジャグジー、サウナ、ハマム、スパ・サンク・モンドspa Cinq Mondesなどウェルネス施設も充実しています。子供向けの水中遊具やスペースも用意されています。リフト券やスキー用品の予約、駅からの送迎、朝食のルームサービスなどのサービスをおこなっています。

スパやプールでのんびり過ごせるクールシュヴェルの4つ星ホテル、オテル・エクラン・ブラン(l'hôtel Ecrin Blanc)

DANIEL DURAND
© DANIEL DURAND

この冬、クールシュヴェル・ヴィラージュCourchevel Villagに、新しい4つ星ホテル、ホテル・エクラン・ブランがオープンします。客室数127室。クールシュヴェルおよびトロワ・ヴァレのゲレンデへ行くためのリフト乗り場、レ・グランド・コンブLes Grandes Combesからすぐ近くの立地です。リフトはスキーを履いていてもいなくても乗ることが可能です。ホテルからは、ウォーター・パーク「アクアモーション」l’Aquamotionまで専用のトンネルを通って行くことができます。これは、9つのプールやサーフィン用のウェーブ・プール、スパや寒冷療法施設を備えた、山上のウォーター・パークとしては最大級の施設です。客室は2〜8人部屋まであり、4〜17歳の子供向けのプログラムもあるので、家族での滞在にぴったりです。

自分たちだけで過ごしたければ、メリベルのレジデンス・レヴァナ(Résidence L’Hévana)

Hévana Meribel
© Hévana Meribel

トロワ・ヴァレ・スキー・エリアTrois ValléesにあるメリベルMéribelにオープンした5つ星のレジデンス・エヴァナは、家にいるように過ごしたい人々の気に入ること間違いなしです。2〜4部屋つきのアパルトマンは、現代的なインテリアで飾られたほんものの小さな山小屋のようにデザインされ、スキー場の真ん中に位置しています。木製の大きなバルコニーに面した大きなガラス窓からは朝日が見えるので、朝日を見ながら朝食を楽しむことができます。「エクセプションException」グレードのアパルトマンは、スタンダードより広く、山での滞在にぴったりなサウナと暖炉がついています。レジデンス・レヴァナのゲストは、スパと屋内プール、レストラン、バーも利用することができます。

子供たちがよろこぶアルク1800のホテル・メルキュール(l'hôtel Mercure)

Accor Hôtels
© Accor Hôtels

レ・ザルク・スキー場les Arcsとラ・プラーニュ・スキー場La Plagneのゲレンデを結ぶパラディスキー・スキー・エリアParadiskiの中心部に位置するホテル・メルキュールは全面リニューアルを経て、このジーズンに再オープンします。サウナ、ハマム、フィットネス・ルーム、ジャグジー、マッサージ・ルームのあるウェルネス・スペースや真新しい屋内プールなど、リラッススできるたくさんの設備があります。レセプション・ホールにはクライミング・ウォールやおもちゃのトンネルが置かれていて、子供たちも楽しめます。ホテルからは、アルク1800スキー場の中心まで500m。スキー用品をその場でレンタルできるショップを併設しています。

by Revol-Maurel Caroline

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