【ツール・ド・フランス2024】地域別ステージの見どころまとめ

ツール・ド・フランス2024は6月29日にイタリアのフィレンツェからスタートします。ピネローロを出発してフランスに入り、ヴァロワ―ルへ向けてアルプスの最初の峠に挑みます。アルプスのステージには、ガリビエ峠などの厳しい登りが含まれ、雪に覆われた山々の息をのむような景色を楽しめます。サン・ジャン・ド・モーリエンヌやギャップなどの町は、それぞれ独特のアルプスの魅力を持っています。

ツール・ド・フランス2024はブルゴーニュを横断し、マコンからディジョン、そしてニュイ・サン・ジョルジュからジュヴレ・シャンベルタンへの絵のようなステージを走行します。これらのステージでは、地域の有名なブドウ畑、魅力的な中世の町、そして丘陵地帯やオスピス・ド・ボーヌ、シテ・デ・クリマ ＆ ヴァン・ド・ブルゴーニュ（ブルゴーニュのワイン博物館）など、文化的な場所を発見できます。

シャンパーニュ地方はスミュール・アン・ノーソワからコロンベ・レ・デュー・エグリーズへのステージを迎え、その後はトロワでの周回ステージが続きます。ここでは有名なシャンパンのカーヴを訪れたり、ワインの景観を楽しむことができます。

オルレアンでの休息の後、ツール・ド・フランス2024はサン・タマン・モンロンに向けて進みます。ロワール川流域はその壮大な城と美しい庭園で知られ、歴史や建築に興味がある人々にとっては必見のエリアです。

ツール・ド・フランス2024のオーヴェルニュ地方のステージはエヴォー・レバンからル・リオラン、そしてオーリヤックからヴィルヌーヴ・シュル・ロットへと続きます。中央火山地帯や山々は、自然やハイキングが好きな人にとって理想の目的地です。

ピレネー山脈は常にツール・ド・フランスのハイライトであり、最高のクライマーたちが目立ちます。2024年の大会ではポーからプラ・ダデ、そしてルーダンヴィエルからプラトー・ド・ベイユへのルートが用意されています。渓谷と険しい峰々の絶景と壮大な登りが待っています。

グリュイサンでの休息の後、ツール・ド・フランス2024はニームに向かい、その後サン・ポール・トロワ・シャトーからシュペルデヴォリュイへと進みます。地中海沿岸地域は海と山の対照的な景観と、崖の連なる地形を通るステージが特徴です。

ツール・ド・フランス2024は美しい南アルプスで締めくくられます。ギャップからバルスロネット、アンブランからイゾラ2000、最後にはモナコからニースまでのタイムトライアルが行われ、7月21日には地中海のほとりで勝者が戴冠されます。ツール・ド・フランスがパリ以外で終了するのは初めてのこと。今年はパリがオリンピックとパラリンピックを迎える準備をしているため、例外的にニースでのフィナーレが実現するのです。

また、女子サイクリストが男子と同様のコースを追う第3回目の「ツール・ド・フランス・ファム」もお見逃しなく。独自のユニークな挑戦と象徴的なステージも用意されています。これは世界最高の女性サイクリストたちが活躍する場であり、女子サイクリングを応援する絶好の機会です。ヴォージュ山脈、ジュラ山脈、アルプスをほぼ1000キロにわたって走破した後、ランドマークとなるステージであるグラン・ボルナンからアルプ・デュエズまでの21のヘアピンカーブを登る最後のステージで、マイヨジョーヌを求めて競い合います。