ビアリッツ - バスク地方

行き先

ビアリッツ - バスク地方寛ぎ・リラックス自然&アウトドア・アクティビティスポーツ・アクティビティ海岸

Boris Stroujko / Adobe Stock
© Boris Stroujko / Adobe Stock

一方の足を大西洋に、もう一方を山地に差し入れているビアリッツBiarritz&バスク地方Pays basque。ここは美味しい郷土料理gastronomie régionaleに欠かせない名産品の1つ、辛くて甘いエスプレット唐辛子のようです!当地方の“辛味”、つまり力強さの源泉は海。サーファーに人気のバスクの海は、そびえ立つ断崖、長い砂浜、自然のままの入り江が織り成す壮観な風景をつくり出しています。一方“甘味”は、個性豊かな文化から受け継がれた美食と祝祭を大切にする「生活の美学(アール・ド・ヴィーヴル)」によるもの。当地の美学は多くのクリエーターたちのイマジネーションを刺激してきました。その証として、バスクを第2の故郷としたアンドレ・クレージュのミニスカートに続き、ビアリッツでは今、エレガントな水着maillot de bainがデザインされています!

バスク地方の旅の見どころ

バスク海岸côte basqueは40kmほどの長さしかないものの、個性豊かな夢のビーチをいくつも抱えています。アール・デコ、ネオ・バスク、ネオ・ノルマンディーとさまざまな建築様式をミックスしたビアリッツBiarritzの町は洗練されたムードを醸し出しています。ビアリッツを訪れること、それはこの海辺のリゾートがナポレオン3世の妻、ウジェニー皇后にこよなく愛されていたベル・エポック期の頃の雰囲気に浸ることです

• ビアリッツ、サーフィンとゴルフの聖地
ビアリッツはサーフィンの聖地でもあります。このボードスポーツの欧州バージョンは、1950年代にバスク海岸のビアリッツのビーチで誕生しました!ですが、至高の伝説の波が訪れるスポットの1つは、広大なサン・ジャン・ド・リュズ Saint-Jean-de-Luz湾の沖合です。サン・ジャン・ド・リュズは伝統的な漁港を中心とした静かなビーチリゾートです。そのほか、バスク地方にはサーフィンを楽しめるビーチがたくさんあります。そのうちオスゴールHossegorの有名なサーフポイント、ラ・ノールでは波が6メートルに達することもあります!
サーフィン以外のスポーツも盛んです。バスク地方とゴルフの結び付きの歴史は古く、ヨーロッパ大陸の初期のゴルフ場の1つは1887年に誕生したビアリッツのファール・ゴルフ場golf du Phareです。つまり、海と山に挟まれた場所に6つのゴルフコースを備えたバスク海岸は、スイングを改善できるまさに理想的なゴルフ・デスティネーションです。というわけで、バスク地方を訪れるときにはゴルフクラブを忘れずに持参しましょう!さらに、有名なバスク・ペロタも体験あれ。必要なものは壁とペロタ(ボール)。あとはプレーヤーが2人いればゲームができます!

・アンダイエの果てしなく続くビーチと手つかずの大自然
スペインの手前、バスク海岸最後のフランスの町、アンダイエHendaye。パウダーサンドの砂浜が3.5kmにわたって延び、崖上の花咲く小路からは手つかずの自然が残る入り江を見晴らす絶景が広がるなど、この町にはバスク地方の多種多彩な魅力が詰まっています。

• オスゴールでリラックス
海、広々とした松林、限りなく穏やかな湖に包まれたオスゴールの大気は旅人に活力を与えます。そして、この町のくつろぎの精神esprit détenteを愛する若い旅人たちを惹きつけます。旅人はもちろんサーフィンをしに当地を訪れますが、このビーチリゾートに吹いているクリエイティブな風にあたるためにもやってきます。

• バスク地方の中心、バイヨンヌとエスプレット
アドゥール川とニーヴ川の合流点にあるバイヨンヌBayonneはバスクの豊かな伝統を体現する町で、有名な祭りが開催されています。祭りの会期外では、カラフルな家々と静かな小広場に縁取られた埠頭をのんびりそぞろ歩きが楽しめます。可愛らしいエスプレットEspeletteの村はバスク地方のシンボルカラー、赤と白がとても目立ちます。白壁のファサードにずらりと吊り下げられた唐辛子の深紅が鎧戸の赤と呼応して、コントラストが映える美しい景観をつくり出しています!

バスクの美食と特産品

ここで再びエスプレット唐辛子にご登場願いましょう。辛さは控えめで香りの強いこのいわゆる「バスクのペッパー」は、当地の料理のほとんどla plupart des platsに使われています。その一例が味わい深いピペラードpiperade。トマト、玉ねぎ、ピーマンの味わいをエスプレット唐辛子が引き立てます。卵を加えたり、さらにおすすめなのがバスク鶏を入れたりするレシピ。ピベラードと一緒に、バイヨンヌ名産の生ハムambon de Bayonneも忘れずにご賞味あれ!

バスクの伝統

バスクの伝統について学び、当地方の旅の総仕上げをするには、7月~8月に開催されるバイヨンヌ祭りfêtes de Bayonneに参加するのがいちばんです。この祭りでは5日にわたって、コンサート、ダンス、闘牛、中世の趣が残る旧市街の入り組んだ小路を舞台に繰り広げられる子牛のレース(牛追い)などが開催されます。この祭りはバスク舞踊を、いえ、各種のバスク舞踊を学ぶチャンスです。というのも、当地の踊りにはさまざまなバリエーションがあるからです。さらに、家に帰ったあともバスクの旅の余韻に浸れるように、バスクのナイフ(ナポレオンの東方遠征の際に兵士が持ち帰ったナイフを継承しています)、バスク織り(麻または綿、必ずストライプ柄が入っています)、食器(繊細な縁取り模様入り)など、当地の名産品をいくつか持ち帰りましょう。エスパドリーユも忘れてはなりません。靴底が麻紐でできているこの靴は、クリエーターの想像力をつねに掻き立てています。

旅行の準備をする

フィルター選択