リヨンの光の祭典は、毎年12月に開催されます。今年2024年は12月5日から8日まで、街全体が幻想的な光で包まれ、2百万以上の訪問者を魅了します。伝統と革新が交差する美しいイベントをお見逃しなく。
毎年12月初旬、リヨンの街は色と光で輝きます。街の通り、広場、象徴的な建物のファサード、そして公園では、ローカルおよび国際的な照明デザイナー、アーティスト、ビデオ作家たちによって作られたアートインスタレーションが展示されます。2024年のプログラムのハイライトをご紹介しましょう。
2024年、記念すべき年
2024年には、選ばれたアーティストたちが、約2百万人の来場者を驚かせ、感動させる30点ほどの作品を披露します。
見逃せないスポットの一部は以下の通り:
- 光の祭典の25周年を祝うため、過去の祭典で象徴的だった6つの作品が再びリヨンの街に投影されます。例えば、イヌイットにインスパイアされた愛らしいAnookiの作品が、テットドール公園やベルクール広場に登場。また、「Le Petit Géant(小さな巨人)」がテロ―広場に登場します。
- 都市の緑のオアシス、テットドール公園では、「Winter Blossom ウィンター・ブロッサム」、「Solar Dust ソーラー・ダスト」、「Plastic Island プラスチック・アイランド」など、環境問題への意識を高める作品が展示されます。
- 数年前に改装されたセルジュ・ブランダン公園では、家族連れに喜ばれる光のパフォーマンスが開催されます。
- 新しい場所として、リヨンのパール・デュー地区にあるリヨン国立オーケストラのホールや、クロワ・ルースの丘にあるグロ・カイユが登場。
- 障害や環境保護をテーマにした作品も注目です。例えば、「Celestial Brainstorm セレスティアル・ブレインストーム」(ブルス広場)は精神的な障害を取り上げ、また「Coral ghosts コーラル・ゴースト」(レピュブリック広場)はサンゴ礁を象徴する作品です。
もちろん、光の祭典の定番イベントも忘れてはいけません。12月8日には、サン・ジャン大聖堂を出発点とし、ノートルダム・ド・フルヴィエール聖堂をゴールとする「松明の行進」が行われます。今年は、この聖堂のファサードに新たな映像作品が投影されます。この作品は光の祭典の期間だけでなく、12月26日から31日まで観賞することができます。
光の祭典の歴史
光の祭典は1643年に起源を持ちます。当時、リヨン市民はペストから守られることを願い、聖母マリアに守護を頼み、その証としてフルヴィエールの丘に像を建てることを誓いました。200年後の1852年12月8日、聖母像のお披露目式が悪天候で危ぶまれていたものの、奇跡的に空が晴れました。この出来事を祝うため、リヨン市民は数千のろうそく「ルミニョン」を窓に灯して聖母に感謝しました。こうして光の祭典が始まったのです。
ルミニョンの灯り
光の祭典の原型である12月8日のルミニョンの灯りは、現在も「ルミニョン・デュ・クール」という参加型プロジェクトを通じて引き続き重要な役割を果たしています。このプロジェクトはシンプルで、2ユーロで「ルミニョン・デュ・クール」を購入することで、社会的支援の行動ができます。集まった寄付金は、事前に選ばれたチャリティ団体に寄付されます。2024年には、住居問題に取り組む「Alynea-Samu Social 69」がその寄付先となります。今年は、サトネ広場でこの参加型アート作品が開催される予定です。
光の祭典2023年のハイライト
- もっと読む:光の街リヨン:夜のおすすめ散歩スポット8選
アドバイスと推奨事項
光の祭典は多くの観光客を惹きつける人気のイベントですので、最適な条件で参加するために、宿泊の予約は早めに行うことをお勧めします。また、環境への配慮も大切です。主催者は主にLED照明を使用していますが、移動は自転車や公共交通機関を優先しましょう。お腹がすいたら、地元の旬の食材を使った料理を楽しんでください。美食の都であるリヨンがきっと素晴らしいおもてなしをしてくれるでしょう。素晴らしい感動をお楽しみください!
by France.fr Rédaction
France.fr編集部はフランスのトレンドや最新のニュースをお届けします。