太陽王の栄華を象徴する宮殿
ヴェルサイユ宮殿は、もともとルイ13世とアンヌ・ドートリッシュが狩猟の館として使っていた城館を、17世紀半ばにルイ14世が増築して宮殿にしたものです。当時一番の建築家と言われたル・ヴォーや造園の名師ル・ノートルなど、最高の職人を招いて完成したヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世の時代からルイ16世の時代まで国王の居城として使用されました。庭園はフランス式庭園の最高傑作とも言われています。革命時には、ルイ16世と王妃マリー=アントワネットは宮殿を追われ囚われの身となります。
宮殿はその後、ナポレオン1世の時代に増築され、1837年、国王ルイ・フィリップの時代にフランス歴史博物館として生まれ変わりました。王のグラン・アパルトマン、王妃のグラン・アパルトマン、マンサール作の有名な鏡の回廊(2007年に修復が完了)など見逃せない見学箇所が多々あり、1979年に宮殿、庭園ともにユネスコ世界遺産に登録されました。1995年以降は国の管轄となり、現在はフランス国内でも屈指の観光名所となっています。宮殿と、宮殿を取り巻く広大な庭園では毎年春から秋にかけ、噴水を利用した水と音楽のスペクタクル「大噴水祭Les Grandes Eaux musicales」を実施しています。
アクセス ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅 Versailles Rive Gauche
オープン時間 4月~10月 9:00~18:30 11月~3月 9:00~17:30 休み 月曜日、1月1日、5月1日、12月25日
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by France.fr編集部
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