オランジュの古代劇場

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Philippe Gromelle
© Philippe Gromelle

この記事は 0 分で読めます2009年12月31日に公開

ヨーロッパが誇るローマ遺跡の傑作

オランジュの古代劇場は世界で最も保存状態の良いローマ遺跡で、特に巨石を積み上げた背後の石壁の素晴らしさで知られています。1981年に「オランジュのローマ劇場とその周辺及び凱旋門」の名称でユネスコ世界遺産に登録されました。

ローマ期にはスペクタクル鑑賞のメッカだったとされ、音響効果や観客席の構造の素晴らしさなどは現在でもしっかりと感じとることができます。オランジュの古代劇場では今日も、伝統的なローマ演劇法を忠実に守った演出法が受け継がれており、段階状の観客席、オーケストラ、舞台、舞台背後の石壁を存分に活かしたスペクタクルを開催しています。約1万人を収容可能な古代劇場では、毎年、夏に1カ月間、オペラ&音楽フェスティバル「コレジー・ドランジュChorégies d'Orange」が開催されています。これは1869年に開始を遡る伝統行事で、毎年スケールの大きな演出が注目されています。これまでに、バーバラ・ヘンドリックス、プラシド・ドミンゴ、モンセラート・カバリェといった国際的な一流オペラ歌手が、彼らの美声を劇場に響かせました。

アクセス:オランジュ駅 Orangeより徒歩、またはバス

オープン期間要確認

by   France.fr編集部

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